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沈金師・春日友子さん、10年ぶりに個展 八王子のバーを会場に

10年ぶりに個展を行う春日さん

10年ぶりに個展を行う春日さん

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 八王子駅南口から徒歩5分の場所にあるバー「AZITO-BAR(アジト・バー)(八王子市子安町1)で3月26日、沈金師の春日友子さんによる個展「花咲く春にあう」が始まる。

 沈金は刃物で文様を彫り、そのへこみに漆を刷り込んだところに金粉や銀粉、色の粉を沈めて模様を描く技法。地元出身・在住の春日さんは石川県立輪島漆芸技術研修所在学中、1999年に沈金で人間国宝(重要無形文化財保持者)として認定された漆芸家の前史雄さんの下で学んだ。

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 現在はコワーキングスペース「8Beat(エイトビート)」(三崎町)などで作業を行っているほか、昨秋からは作業の様子を披露するイベント「旅する沈金師」を市内各所で開催している。

 10年ぶりとなる今回の個展では店内に箸、椀(わん)など8点ほどの作品を飾る。「花咲く春にあう」というタイトルには「これまで培ってきたものを世に出す機が熟した」という思いを込めたという。「個展をやってほしいとずっと言われてきたが、いつかやりたいと思っているうちに10年がたってしまった」と春日さん。

 展示する作品の中でも輪島塗の大盤に般若心経を彫り込んだ作品や、パネルに平家物語の序文を彫り込んだ作品には力を入れた。「般若心経は約300字の漢字を彫るのが楽しかった。(平家物語の序文については)線が曲がっていたり抑揚があったりなど、平仮名は沈金師でも彫れる人が少ないと思う。どちらもぜひ見てほしい」と話す。

 在廊中はハンドドリップコーヒーやレモネード(以上500円)を提供する予定。「ギャラリーだと恐れおののいてしまう方もいらっしゃるかもしれないが、私のお気に入りのバーでの開催なので気楽な気持ちで来ていただければ」と呼び掛ける。

 在廊時間は12時~18時(最終日は17時まで)。4月8日まで。

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