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八王子で10回目の「まちゼミ」 過去最多の56店が講座開催

「まちゼミ」に携わる今井さん

「まちゼミ」に携わる今井さん

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 八王子の中心市街地で10月1日から、一般に向けて専門店ならではの知識をレクチャーする無料講習会「八王子まちゼミ」が行われる。現在、受講者の募集を受け付けている。

 商店主やスタッフらが講師となり、専門的な知識や情報を無料で提供する「まちゼミ」。店にいながら日頃の接客の延長で講座を開くのが特徴で、今回は過去最多となる56店が参加し、66の講座を用意。10月の1カ月間にわたり、土曜・日曜を含めて毎日講座が開かれる日程が組まれている。

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 和装を扱う「きものの西室」(八王子市横山町)や日本茶専門店「網代(あじろ)園」(横山町)、眼鏡店の「タカクラメガネ」(八幡町)、布団や枕を扱う「丸吉優眠館」(八幡町)などが講座を開講。中でも、肉の富士屋(横山町)では、ハンバーグ作りのこつを教える講座に加え、以前の受講者からの反響を基に精肉加工や総菜調理の現場を紹介する講座も用意するなど工夫している。中には既に好評のため追加開催を決めた店もあるという。

 2013年夏に八幡町商店街が中心となって「得するまちのゼミナール」を開催。それが発展する形で、現在は「八王子まちゼミ実行委員会」が主催し、今回で10回目を迎える。年2回のペースで開き、3月に行われた「まちゼミ」では約600人が受講した。

 実行委員長で「肉の富士屋」店主の今井治(はるみ)さんは「『まちゼミ』のはしごのように、お一人でいくつもの講座も受けられる方もいらっしゃる」とした上で、「店の方も何回も『まちゼミ』に参加することで、どうやればお客さまが喜んでいただけるかノウハウが蓄積されてきており、それを新たに参加される店に伝えるなど相互連携が取れるようになってきた」と話す。

 第5回ごろからは若い世代の目に留まるようパンフレットのデザインをリニューアルするなど八王子独自の取り組みも進めている。「デザインを変えたことで、客層ががらりと変わったし受講者も増えた。一つの転機だった」と今井さん。開催期間中、商店主向けにまちゼミを紹介する講座も設けるなど店舗向けの働き掛けも進めている。

 「お客さんに喜んでいただくために準備をして、満足して帰ってもらって、また店を訪れてもらうということでは、まちゼミの講座を開くのは日常的に行っている商売の縮図。まだまだ取り組んでいただける店を増やしていきたいし、中心市街地のみならず別のエリアにもこの波を拡大していきたい」と話す。一般の参加者に向けては、「まだまだ街中に魅力的な店があって、それらの店が努力していることを知らない方がいらっしゃる。周知する手段を工夫することで、この時期になればまちゼミがやっていることを知っていただくようにできれば」と意気込む。

 参加には事前に申し込みが必要。講座の内容や開催日はホームページで確認できる。10月31日まで。

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