八王子を拠点に音楽活動を行ってきたバンド「フラチナリズム」が2020年1月18日、オリンパスホール八王子(八王子市子安町4)でワンマンライブを無料開催することを発表した。
2015年に行われたオリンパスホール八王子でのワンマンライブの様子
モリナオフミさん(ボーカル、エンターテーナー)、田村優太さん(ギター)、タケウチカズヒロさん(ベース)、都築聡二さん(ドラム)の4人で構成する同バンド。「売れてないバンド界イチ売れてるバンド」(原文ママ)を自称し、八王子とは飲食店を巡る「流し」をきっかけに関係ができた。
2014(平成26)年にはオリンパスホール八王子での初めてのワンマンライブを開催。この場でメジャーデビューと「札幌で2000人規模のワンマンライブを成功させなければメジャーデビューはない」とメンバー全員での北海道移住を発表し、観客をどよめかせた。札幌で2000人規模のワンマンライブを成功させた2015(平成27)年には、凱旋(がいせん)ライブともいえる2度目のオリンパスホール八王子でのワンマンライブを行った。2016(平成28)年からは「八王子観光PR特使」も務める。
今回は6月16日にホームページやツイッターなどで、8月5日に「SHIBUYA TSUTAYA O-WEST」(渋谷区)で「グッドモーニングアメリカ」と共に行うライブで始まるツアー「& ‐and‐」の最終公演として、3度目となるオリンパスホール八王子でのワンマンライブの開催を発表。「完全無料2000人ワンマンライブ」をうたい、詳細については随時発表するという。
発表に合わせて、モリさんは同日、フェイスブックなどで「いつも応援してくれているみなさまに大切なお知らせ」と題したコメントを掲載。「これから一生フラチナリズムを続けて食っていくことはこのままだと難しいと思いました」「動員が足りない」「未だに武道館に行けてない」「でも、フラチナリズムは一生やりたい」「僕たちは日本武道館でワンマンライブがやりたいです」「なので、僕らの始まりの場所、オリンパスホールでワンマンライブをやることを決めました」「これはメンバー4人で勝手に決め、勝手に予約しました」(以上、原文ママ)など心の内を包み隠さず明かした。
今回の発表にメンバーは「僕たちにとって始まりの場所である八王子、そしてオリンパスホールでファイナル公演をやることに意味がある。ただがむしゃらにやって何とか成功した2014年、2015年のオリンパスホールのワンマンライブとは少し違って、今までの僕たちのたくさんの失敗や、少しの成功体験を存分に生かし、ただがむしゃらなだけではない、今の僕たちの全力で臨みたい」と意気込みを見せる。「ガッツリ応援してくれている人はもちろん、フワーッと知ってくれている方にまで、僕たちの音楽を届けたくて、完全無料で2000人ワンマンライブをやることを決めた。今までのフラチナリズム史上最高のエンターテインメントをお見せしたい。必ず来てください」と呼び掛ける。