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「八王子ビートレインズ」が新体制発表 新ヘッドコーチはミオドラグ・ライコビッチさん

ヘッドコーチを務めるミオドラグ・ライコビッチさん(中央)、キャプテンの大金選手(左)と和田さん

ヘッドコーチを務めるミオドラグ・ライコビッチさん(中央)、キャプテンの大金選手(左)と和田さん

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 プロバスケットボールチーム「東京八王子ビートレインズ」が6月27日、新ヘッドコーチなど2019‐20シーズンのチーム体制を発表した。

会見に臨むライコビッチさん

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 2012(平成24)年春にバスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指そうと結成された同チーム。2015(平成27)年には当時の国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟。2016(平成28)年秋にスタートした男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」では、当初B3リーグに所属していたが、1年で昇格を果たし、昨シーズンはB2リーグで戦った。

 昨シーズンを11勝49敗で終え、リーグ最下位となったビートレインズ。5月12日に横浜アリーナ(横浜市港北区)で行われた「越谷アルファーズ」とのB2・B3リーグ入れ替え戦にも敗北したことから、B2昇格からわずか1年でB3へと降格することになった。

 今回は今秋始まる新シーズンに向け、チームの新体制を発表した。ヘッドコーチには昨シーズン、「西宮ストークス」のヘッドコーチを務めていたミオドラグ・ライコビッチさんが就任。これまでヘッドコーチを務めていた石橋貴俊さんはアンバサダーとしてチームを支えることになった。

 チームを率いるTHTマネジメント(八王子市子安町3)の和田尚之社長は「先を見据えたチームのベースづくりをしてくれる方がいいと考えた。若い世代の選手を育てていくことに長(た)けているコーチであること、昨年の西宮の試合を見て、外国人と日本人が良いバランスでシュートを打てていて、システマティックなバスケットができる印象を受けた。『全員バスケット』で戦っていくには良いコーチなのでは」と話す。

 西宮時代に6回ビートレインズと対戦したライコビッチさん。ビートレインズについて、「歴史の浅いチームからもしれないが、ポテンシャルの高いチームと感じた」と評価する。昨シーズンを振り返り、ディフェンス面には課題があるとして、「ディフェンスの意識の高い選手が必要。そして、タフなシステムを確立しなければならない。しっかりとしたディフェンスができないと勝つのは難しい」とも。「来年の目標はB2に昇格すること。ポテンシャルは感じている。チームが一つとなって戦うことが大事」と話し、「ブースターの皆さんが大切。オフコート上でも興味を持ってもらえるようにしたい」と意気込む。

 契約選手も発表され、浅野崇史、夏達維、亀崎光博、地久里謙成、大金広弥、大城侑朔、アレクサンダー・ジョーンズの各選手と引き続き契約するほか、昨シーズンは「アイシン・エィ・ダブリュ アレイオンズ安城」に在籍していた、ミヨキゼラ・イーヴェ選手が留学実績選手として新規加入することも明らかにした。

 キャプテンには大金広弥選手、副キャプテンには浅野崇史選手が就任。2015(平成27)年の加入からチームを見続けてきた大金選手は今回、初めてキャプテンを務める。降格が決まったシーズン終了後、「ショックで気持ちを切り替えるのには時間がかかったが、いろいろなところをあいさつに回り、良い言葉を掛けていただく中でやる気が出て、また頑張ろうと思えた。キャプテンは僕にとっても新たなチャレンジ。引き続きブースターの皆さんには応援していただきたい」と話す。

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