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八王子にスペシャルティコーヒーの新店 コーヒー好き高じ、早期退職して一念発起

こだわりのエスプレッソマシンなどが並ぶカウンター

こだわりのエスプレッソマシンなどが並ぶカウンター

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 ハイエンドの「スペシャルティコーヒー」を提供する「COFFEE SHOP CAMELOT(コーヒーショップ・キャメロット)」(八王子市東町)が12月16日、オープンした。

数センチ単位にこだわって作り上げたという店内

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 八王子市生涯学習センター(通称=クリエイトホール)の近くに店を構える同店。席数は12席。自家焙煎(ばいせん)したスペシャルティコーヒーを扱う専門店「Khazana Coffee(カザーナコーヒー)」(本町)の味にほれ込んだ店主の山口輝行さんが開いた。現在、豆は産地や焙煎具合が異なる4種類のほか、オリジナルブレンドの「CAMELOTブレンド」を用意する。

 エスプレッソとしてアメリカーノ(500円)、カプチーノ、カフェ・ラテ(それぞれ550円)などのほか、ドリップコーヒーをはじめとしたドリンクメニューを取りそろえており、注文を受けた後、その場で豆をひき、コーヒーを抽出する。

 コーヒー好きが高じて、36年間勤めていた会社を早期退職して店を始めることにしたという。「自分の好きなことをやりながら、長く商売できればと思ったのがきっかけ」と山口さん。「コーヒー店は増えているかもしれないが、スペシャルティコーヒーの豆を扱っている店は少ない。その豆に出合ったのがカザーナコーヒー。初めて飲ませてもらったエチオピアの豆にびっくりした。おいしい豆を使ったコーヒー店がもっと増えてもいいんじゃないかと決心した」と話す。「商売のための知識はなかったので、まずは専門学校に行きながら場所探しを始めた」とも。

 「おいしいコーヒーをのんびりと飲んでいただける空間が作りたい」とアメリカビンテージ風の内装にしたほか、展示会で一目ぼれしたというエスプレッソマシンを置けるようカウンターの広さも変えた。店内については「全部手作り。数センチ単位で細部にまでこだわった」と山口さん。

 メニューについては、「コーヒーが苦手な人にも飲んでもらいたいものも含めて一通り用意している。こなれてきたら豆の種類は増やしたい」と話す。店オリジナルのブレンドについては、「すごく優しい味になっている」とした上で、「今はエスプレッソ用にお願いして作ってもらっているが、浅いりや深いりのものも用意したい」と力を入れる。

 現在、営業時間や定休日は決めておらず、「11時~16時は確実に開いているが、今は来たくても来られない方がいらっしゃるらしく、入れたらラッキーのような状態になってしまっている。年内は練習もかねてのんびりやらせていただければ」と山口さん。今後は朝の時間帯に営業時間を拡大するなど計画しているという。「コーヒーは時間がある時に飲むとゆったりできるもの。それをここで感じてもらいたい。マイペースでやっていくので、お客さまにものんびりしていただければ」とアピールする。

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