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オリンパス八王子事業場チームがクラス優勝 今年で最後の「ソーラーカーレース鈴鹿」で

クラス優勝となった「OLYMPUS RS」

クラス優勝となった「OLYMPUS RS」

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 オリンパス技術開発センター社員らで組織するソーラーカーチーム「OLYMPUS RS」が7月30日・31日、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で行われた「FIA Electric & New Energy Championship ソーラーカーレース鈴鹿2021」の4時間耐久レースに出場し、クラス優勝(総合2位)の結果で終えた。

「OLYMPUS RS」のチームメンバー

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 1992(平成4)年から行われている同大会。5時間耐久の「OLYMPIA」「DREAM」「CHALLENGE」の3クラスと4時間耐久の「ENJOY I」「ENJOY II」の2クラスからなり、それぞれ1周5.8キロのコースを制限時間内に何回走れるかで競った。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止されたため、2年ぶりの開催となった。

 これまで大会を共催してきた日本自動車連盟(JAF)が昨年11月、「代替エネルギーを取り巻く環境が多様化し環境技術の導入も進んできた」として、今年でレースを終了することを発表。今回で30年の歴史に幕を下ろす。

 「OLYMPUS RS」は「ENJOY II」クラスに出場。八王子からは、このほかにも工学院大学付属中学校・高校(八王子市中野町)自動車部が「DREAM」クラスに参戦した。30日に行われた書類審査や公式車検、フリー走行の結果を踏まえて、31日の戦いに臨んだ。

 「OLYMPUS RS」は、オリジナルのソーラーカー「ORS-21」でレースに参戦。当日は18チームが参加し、同チームは3番グリッドから出走した。レース終盤に時速約75キロでコースを走り、4分39秒989の最速ラップを記録した。結果、2位の「STEP江東」との間に3周差を付け、44周を走ってクラス優勝を達成。2018年の大会以来、3年ぶりのクラス優勝となった。

 1999(平成11)年秋の結成以来、2000(平成12)年から大会へ参戦し続けている「OLYMPUS RS」。2010(平成22)年から2015(平成27)年までクラス5連覇、2018(平成30)年には周回新記録やクラス2連覇、総合成績でもトップに立つなどさまざまな記録を残してきた。リーダーの山本武さんは、最後となった今回のレースに「寂しい。最後、ピットロードに出て自分たちの車やほかの車を見送ったときに、このまま時間が止まればいいのにと思った」と話す。

 3人のドライバーの内、1人の体重の関係から15キロのバラストを積み、「車としては不利な状況だった」と山本さん。クラス優勝で有終の美を飾ったことについて、「朝の天気予報では曇りがちだったので、そんなに発電をしないだろうと読んでいた。結果的に充電が2周分多く入ったので、本当はタイヤを考えると危ないのでやめておいたほうが良かったが、最後にスピードを出して大会を盛り上げようと思った」と明かす。

 今大会が初参戦となった工学院大学付属中学校・高等学校自動車部は、工学院大学「ソーラーチーム」が、2013(平成25)年にオーストラリアで行われた世界最大のソーラーカーレース「ワールド・グリーン・チャレンジ」で使い、その後、同部に寄贈した車両「Practice(プラクティス) 驍勇」でレースに挑んだ。

 初日にクラス4番手となる4分21秒667のベストタイムを出し本戦を迎えた。当日は7番グリッドから出走。周回を4分47秒台で走る場面もあったが、60周を走りクラス優勝となった「THE BLUE STARS」ら上位勢には及ばず、54周を走りクラス5位(総合12位)で終えた。

 初参戦を完走で終えた同部。部長でドライバーも務めた3年生の四條鈴華さんは「楽しかった。この仲間で良かった。みんながいてくれなければ自分もできてないし、みんなで協力していなければ完走もしていなかったと思う。みんなでできてよかった」と涙を見せていた。

 工学院大学「ソーラーチーム」監督で、同大機械システム工学科の濱根洋人教授は「最後は高校生がみんな泣いていた。感動した」と話す。「ピュアなソーラーカーを見させてもらった。みんなが楽しんでいたことに新しいソーラーカーの幕開けが待っているような気がする」とも。

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