八王子の「煮干鰮らーめん 圓」、石神秀幸さん「ラーメン鑑定団」最終回に

5月に八王子に移転した「煮干鰮(いわし)らーめん 圓」

5月に八王子に移転した「煮干鰮(いわし)らーめん 圓」

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 今年5月に開店したラーメン店「煮干鰮(イワシ)らーめん 圓」(八王子市横山町)が、漫画誌「ビッグコミックスペリオール」(小学館発行)の連載「石神秀幸の『ラーメン鑑定団』」の最終回で取り上げられた。

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 連載はラーメン評論家として知られる石神秀幸さんが各地のラーメン店を巡るコラム。約10年間にわたって同誌で連載が続けられたが、7月10日発売号をもって最終回を迎えた。

 「圓」は町田の人気ラーメン店「中華そば 勇次」が移転し、5月24日に開店したラーメン店。店主の田中さんは「これまで町田の郊外で営業していたが、もっと交通の便が良い場所で新メニューに勝負をしてみようと思った」と移転の理由を語る。八王子を選んだのは「自家製麺機や大きなゆで麺機など自分の考える味が実現できるように広い面積の店を確保できることから」(同)

 客席はカウンター7席。店名にもある、煮干しイワシを使ったメニューが同店のウリ。「もともとは町田時代に限定メニューとして提供していた煮干イワシのスープに自分自身がハマってしまい、改めて『煮干鰮らーめん』で勝負してみたいと思った」(同)。

 麺は自家製にこだわり、小麦は北海道産と関東産をベースに、香りの高い千葉産発芽小麦をブレンド。生卵もふんだんに使う。「ここまで生卵を使った麺はなかなかない」と田中さん。

 一番人気は数量限定の「煮干正油らーめん」(650円)。そのほか、「豚骨煮干らーめん」(650円)や平日のランチタイムにのみ提供する「つけ麺並盛」(750円)などのメニューも用意する。

 連載で石神さんは「すべてにすきがない」と同店を絶賛。麺、スープ、具のそれぞれで最大の評価である三ツ星を付けた。しかし、田中さんは「現在のメニューはまだまだ未完成」と語る。「煮干の季節ごとの味の違いなど難しい面はあるが、昼でも夜でも何時に来ても、常に同じ味で提供できるようにするのが当面の目標」(同)と気を引き締める。

 営業時間は11時~15時、17時~21時。

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