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高尾山さる園、投票でサルの赤ちゃんを命名へ 親の名としりとりでつながる4候補

4月29日に生まれた赤ちゃん(写真提供=高尾登山電鉄)

4月29日に生まれた赤ちゃん(写真提供=高尾登山電鉄)

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 高尾山内にある「高尾山さる園・野草園」(八王子市高尾町)で現在、サルの赤ちゃんが生まれたことを受け、ツイッター上で名前を決める投票を行っている。

母親の「ユウヒ」

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 6月で12歳になる「ユウヒ」から4月29日、雌の赤ちゃんが生まれた。これを受け、5月9日からツイッターの投票機能を使って、名前の候補への投票を呼びかけている。候補は「ヒミツ」「ヒナツ」「ヒトミ」「ヒバリ」の4つで、12日時点で約220票の投票が寄せられている。

 昨年、コロナ禍で休園が続く中、サルの赤ちゃんが生まれたのに合わせて、名前を決めるのにツイッターの投票機能を使ったところ好評だったという。「今後はこの形で名前を決めていきたいと考えている。今年もすでに何人かのお客さまから投票したという声をいただいている」と同園担当者。親子の名前はしりとりでつなげているが、「現在、82頭のサルを飼育しており、しりとりで使える文字も減っているため係員で懸命に考えて、4つの候補を出した」と明かす。

 今年の出産は今回が初めてで、担当者によるとまだ妊娠しているサルもおり、今後も出産は続く見込みだという。生まれた赤ちゃんについては「すくすく成長している。ただ少し小さく生まれたため、ユウヒが心配しており、すでに歩行練習を始める時期だが、足をつかみ離さないためまだ歩いていない」と説明。「ツイッターでは当園に来園いただけるお客さまだけでなく、遠方の方にも楽しんでいただけるよう、今後も笑顔になれる投稿をしていく。ぜひ名前の発表や赤ちゃんの成長記録を楽しみに待っていてほしい」とも。

 同園は山内のケーブルカーや、エコーリフトを手がける高尾登山電鉄(高尾町)が運営する。高尾山ケーブルカー・高尾山駅から徒歩3分の場所にあり、飼育する約80頭のニホンザルを見ることができる「さる園」と、約300種の亜高山帯植物や高山植物などがある「野草園」からなる。4月22日からは、金曜・土曜・日曜・祝日を中心に園内で「日光さる軍団」による公演「高尾山秘宝伝説 ~Legend of Mt.Takao~」も行っている。

 投票受け付けは今月15日まで。決まった名前は同園のツイッターやウェブサイトなどで発表する。

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