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「多摩市まちゼミ」始まる 今回初開催、市内全域から45店参加

「多摩市まちゼミ」のチラシを手にする五来さん

「多摩市まちゼミ」のチラシを手にする五来さん

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 「多摩市まちゼミ」が1月15日、始まった。

参加店は旗を掲げている

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 商店主らが講師となり、専門的な知識や情報を無料で提供する「まちゼミ」。今回は「多摩コミュニティビジネス研究会」が主催する。多摩市で「まちゼミ」が行われるのは今回が初めて。

 期間中、多摩市内の店や士業など45事業者が参加し51講座を開く。各講座は事前申込制で、申し込みは講座を開く各店で受け付ける。講座内容や開催日はウェブサイトで公開している。

 「小料理うさぎ」(多摩市諏訪1)では「小料理屋さんで女将(おかみ)さんごっこ」、「エコカーレンタカー 東京多摩店」(乞田)は車で多摩市内の店を巡るツアーを開催するなど、各店が店の特徴を生かした講座を開く。「鉄板焼ばる ぼんのてい」(関戸2)では「女将さんとおしゃべり! 多摩と聖蹟の楽しみ方」に加えて、「リベンジギター講座」も開くなど店主の趣味などを生かしたものもある。

 「まちゼミ」の運営に携わり、親の介護を考えて「食と生きがいづくり」をテーマにした講座を自ら開く、もしもし(落合2)の五来恒子社長は「全体的に子ども向けの講座の反響が良い」と話す。

 「まちゼミ自体は知っていて、周辺地域で行われたまちゼミの勉強会にも参加したことがある。まちゼミを知れば知るほど、地域の店の方にとって有益な事業だと感じた。同じ思いでいる地域の事業主のメンバーで研究会をつくっているので、主催しやってみようという流れになった」と五来さん。

 昨年が多摩市の市制50周年だったこともあり、その記念事業の一環として行う。「多摩市、多摩ニュータウンの街の特徴として団地の中の商店街がある。50年たって事業主も高齢化しているし、空き店舗も増えている。ただ、多摩市の50年を支えてくれたのはそういう商店街の皆さん。そこにもっとスポットライトが当たってもいいんじゃないかと思った」と五来さん。

 「次の50年のスタートという時に、街が発展していくためには個性に富んだ地域の事業主が元気で発展し続けることが絶対に必要。その思いはみんなに共通してある。まちゼミはそのための一つの有力な事業になる」とも。「地域のプロの話を身近に聞ける。間口も開いているので、これを機会に気になっていた店にどんどん入っていってほしい。専門家がこれだけそろっていることは街にとっても魅力だと思う。活用してほしい」と呼びかける。

 2月19日まで。

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