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八王子・八幡町が舞台の短編映画上映会 地元出身者が監督・脚本

塩野峻平監督(中央)と春日さん(右)、中野さん

塩野峻平監督(中央)と春日さん(右)、中野さん

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 八王子・八幡町が舞台の短編映画「此処(ここ)だけの話」の上映会が3月16日、八王子市学園都市センター(八王子市旭町)イベントホールで行われる。

映画「此処だけの話」メインビジュアル

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 八王子市内を通る甲州街道(国道20号)沿いの商店街「八幡上町商店街くらま会」が企画・製作した同作品。八幡町にあるという、かつお節店の孫「なつこ」の日常をテーマとしており、上映時間は約30分。主人公の「なつこ」は俳優の「つかさ」さんが演じる。

 俳優の有希九美さん、佐々木藍さん、林田麻里さん、佐々木勝陽さん、陣慶昭さん、手島実優さんに加え、八王子在住の俳優・笹野高史さんも出演する。

 今回は映画監督で地元・八幡町出身の塩野峻平さんがプロデューサー、監督・脚本などを手がけた。塩野さんは、大学在学中に監督した作品「レイディオ」が2020年の「門真国際映画祭」で審査員特別賞を受賞するなど積極的に活動している。

 2022年の年末にかけて作品のプロットを仕上げ、昨春に撮影した。「僕にとっては地元で、観光地でも何かあるわけでもないので、どういうストーリーにするか悩んだ。ここに生活している人の良さをテーマにしようと思った」と塩野さん。

 「八幡町の人が見て楽しい映画というのが一番にはあったが、地元以外の人が見てもちゃんと映画として成立するものを作りたかった。こういう街があるんだと見てもらえたらうれしい。心地良い街の雰囲気が出ている映画になっていると思うし、小さな町が映画を作るまでのプロセスにもストーリーがあるので、そのプロセスも知ったうえで見てもらえたらなおいい」とも。

 八王子の山車(だし)をテーマにした冊子を製作し、期間限定で買い物客に配布するなどさまざまな企画を行ってきた同会。プロジェクトに携わる写真店「桃屋美術」(八幡町)の春日晃さんは「2023年度は何をやろうかと考えたとき、映画が面白いんじゃないかとなった。塩野さんは八幡上町の『囃子(はやし)連』で一緒に活動し小学生の頃から知っている。映画監督として活躍している塩野さんに、ぜひ八幡上町の映像作品を作ってほしいと思いお願いした」と話す。

 「なんでもない商店街がテーマになり、ほっこりとした映画が作れたら面白いなと思った」と春日さん。完成した作品について、「なんてことない日常が描かれた作品なので、どういう映像になるかという思いはあったが、街の雰囲気が伝わるちゃんとした良い映画に仕上がった。八王子は都会でも田舎でもないところがあるが、そこにある良さが映画を通して伝わると思う」とも。

 同会会長で、「ご当地ユーチューバー」としても活動している洋品店「イツミヤ」(八幡町)の中野智行さんは「八王子の方が見たら、日頃、自分たちが通っているところがフィルムで撮ったような感じで写っているので胸が熱くなると思う。お客さんに見に来てほしいと話したら、『八王子が映画になるの』と喜んでいた。自分の街が取り上げられるのは誇りになるのだと思う。地元で普通に暮らしている人たちにぜひ見ていただきたい」と話す。

 上映は14時、15時15分の2回行う。入場無料。上映会終了後、期間限定でユーチューブに作品を公開する。公開期間は今月17日~31日の予定。

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