「豊田収穫祭2026」が10月10日・11日、豊田一号公園(日野市豊田2)で行われる。
豊田駅南口から徒歩10分、浅川沿いにある同園を会場に行う同イベント。2022年から毎年秋に、地元で地域活性化などに取り組む一般社団法人「トヨダ・エリアマネジメンツ」が主催し行っている。イベント運営を手がける増島清人さんは「河川敷の青空広がる原っぱで、ビールを片手に秋の旬を楽しんでもらおうと企画した」と話す。
当日は都内でクラフトビール製造を手がける醸造所が出店し販売を行う。参加するのは、日野市のご当地ビール「TOYODA BEER(豊田ビール)」を手がける石川酒造、「イサナブルーイング」「HANEDA SKY BREWING(羽田スカイブルーイング)」「10ants Brewing(テンアンツ・ブリューイング)」「Shared Brewery(シェアード・ブルワリー)」の5社。
会場には、ケバブ料理の「TATKEBAB」、焼き鳥を販売する「あじたつ」などのキッチンカーが出店する。10日12時からは宮城県気仙沼市から直送したサンマを炭火で焼き、「焼きサンマ」として400本限定で販売する。「時間はかかるが、遠火の強火で焼き上げる旬のサンマは格別」と増島さん。
イベントに合わせて年1回、豊田産大麦を原料に生産しているクラフトビール「豊田セゾン」も販売する。今回は1000リットル分を用意した。昨年までは工場から会場までタンクに入れたまま持ち込んでいたが、増島さんは「今年は工場でボトル詰めしてより多くの方に提供することに挑戦する」と話す。
「豊田セゾン」について、増島さんは「地元の農家と協力して育てた大麦を使って醸造したオリジナルビール。セゾンスタイルは日本でよく飲まれるピルスナータイプに比べ苦みが柔らかく飲み疲れがない。農作業の合間一息つくときに好んで飲まれていたという。地元の農家が豊田の歴史を探求され、ビール醸造を願ったことから、『農家が作るビール』と言われるセゾンスタイルを採用した」と説明する。
10日にはメッセージが書かれたランタンを空に打ち上げるイベントを初開催する。事前予約制で、既に受付を締め切っている。11日は地元農家が出店する「ファーマーズマーケット」を開く。
10日はヨーヨー世界チャンピオンの大西翼さん、11日はジャグリングパフォーマーの「juggler MAKI」さんによるパフォーマンス披露も行う。
豊田駅周辺では再開発事業が進んでおり、増島さんは「TOYODA BEER」を生かした地域活性化に取り組んできた。「再開発が始まり既に40年がたったが、昨年度末、日野市から完成にはあと40年かかると発表があった。時間がたち住民も変わり、街に求められる形も変わる。住んでよかったと思える街にするには、実際に街で暮らしている人の思いや行動が反映されなければならない。これまで『TOYODA BEER』を通じて、『主体的に街とかかわる、自分の街に愛着を持つ』をテーマに活動してきたが、行政任せにせず、チャレンジすることが大切だと学んだ。たゆまぬ試行錯誤を継続できる知力と体力を備えた地域が良い街として生き残っていけるはず」と話す。
開催時間は、10日=12時~19時、11日=10時~16時。小雨決行、荒天中止。
同イベントと連動して、現在、整備が進む豊田駅南口の87街区「トヨダノカセツ」で10日、地面を覆う植物「グランドカバープランツ」の苗を植える企画も行う。参加者には「豊田収穫祭」で使うことができるビールチケットかソフトドリンクを進呈する。参加無料。申し込み不要。開催時間は12時~14時。