JR八王子駅北口広場(通称=マルベリーブリッジ、八王子市旭町)で11月27日、東京造形大学(宇津貫町)の学生によるクリスマスイルミネーションが点灯した。
同所はJR八王子駅から伸びる自由通路と駅北口の間をつなぐペデストリアンデッキ。1999年に完成し、八王子が絹織物の産地だったことから、「クワ」を意味する「マルベリー」の名前が付けられた。
イルミネーションは北口・旭町地域内の商店らによる「八王子駅北口商店会」が主催。2006年より同大学の環境デザインプロジェクトの一環として、学生がクリスマスにちなんだイルミネーションを行っている。
例年12月の第1土曜日に点灯式を行っているが、「今年は南口のほうが街開きということでこれに合わせた」と同商店会の味岡会長。「南口も大変にぎやかになった。それに負けないようにこれからもやっていきたい」。
今年は同大学室内建築専攻領域の学生がイルミネーションの制作を担当。約160本の傘を素材として使い、広場にある絹の布をイメージした排気筒を取り囲むようにイルミネーションを作り上げた。
傘には穴を開けたり、カラーボールを使って「WE LOVE HACHIOJI」の文字を飾ったりするなど工夫を凝らしたほか、ペンでメッセージを書き残せるようにもした。「いろいろとトラブルなどもあったが貴重な体験をさせていただいた」と作業に携わった学生。「今回のことでより八王子が活気付けば」とも。
来年1月15日まで。