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薬袋を模した「元気が出る飴」、東京薬科大生協で販売-被災地にも送る

東京薬科大学の生協で販売されている薬袋を模した「元気が出る飴」

東京薬科大学の生協で販売されている薬袋を模した「元気が出る飴」

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 東京薬科大学(八王子市堀之内)は同大学生協で販売されている薬袋を模したオリジナルグッズ「元気が出る飴(あめ)」を東日本大震災の被災地に送り、話題を呼んでいる。

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 同大学は1880(明治13)年設立の東京薬舖学校が前身。創立130周年を迎えたことを受けて、昨年春から同大学と生協が「校名・校章使用許可契約」に基づいて大学オリジナルグッズを販売している。まんじゅうやどら焼き、チョコレート、クッキー、ポストカードセット、マグカップなど50種類を超えるオリジナルグッズを展開しており、「元気が出る飴」は「薬科大学らしいパッケージにしようという生協の積極的な企画考案によるもの」と同大学広報担当の鈴木さん。

 金太郎飴本店(台東区)が製造を手掛けた同品の中身はグレープ味のあめ。「『東薬』という文字がかわいいオリジナルの金太郎飴」と鈴木さん。「生産の難易度が高いらしい」とも。パッケージは薬局で処方薬を入れる際に使われる薬袋をイメージしたもので、前面は薬の服用方法を模したデザインに。裏面には「本製品は水またはぬるま湯で服用する必要はありません」といったユニークな注意書きも。

 「いかにも薬科大らしいパッケージと『元気が出る飴』のネーミングが面白い」と好評。現時点では薬膳を使ったあめではないが、「今後はそうしたのどあめ的な要素などを検討中」だという。

 3月に発生した東日本大震災の際には、同大学薬学部の松本有右教授が現地へボランティアに向かう際にこのあめを持参したという。「東日本大震災に被災した方へ何とか元気になっていただきたいとの思いから、宮本法子准教授と学生たち約40人が心を込めて『元気が出る飴』にメッセージを書き込み、被災者の方に届けられ喜ばれた」と鈴木さん。

 10個入りで価格は350円。同大学構内にある生協の店頭のほか、メールや電話、ファクスでも販売する。

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