プレスリリース

Job総研『2026年 ビジネスマナー実態調査』を実施 7割が世代ギャップ実感 出世に影響も部下への指摘”躊躇”

リリース発行企業:パーソルキャリア株式会社

情報提供:

 転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社が運営する調査機関『Job総研』は、439人の社会人男女を対象に「2026年 ビジネスマナー実態調査」を実施しました。本調査では、ビジネスマナーへの自信やその理由、必要・不要だと考えるマナー、また、世代間の認識差に加え、部下のマナーに対する意識や指摘のしづらさ、人事評価・昇進への影響など、ビジネスマナーに対する意識や実態を明らかにしています。




【生成AI時代のビジネスマナー】
 Job総研が2024年に実施した「ビジネスマナー実態調査」(※1)では、約9割がビジネスマナーは必要と回答し、8割が出世に影響すると回答した一方、自身のビジネスマナーに自信がない人は約半数でした。また、部下のマナーが気になる上司がいる一方で、上司から指摘を受けた経験がない部下が多く、上司の意識と実際の指摘にはギャップがみられました。さらに近年は、生成AIの業務利用が急速に広がり、メールの文面や言葉遣いなど、これまで個人の作法とされてきた領域にもAIの活用が進んでいます。また、チャットツールの普及により、職場におけるコミュニケーションのあり方も変化しています。こうした変化の中、はたらく人はビジネスマナーをどのように捉えているのでしょうか。
 Job総研では439人の社会人男女を対象に、ビジネスマナーへの自信やその理由、必要・不要だと考えるマナー、また、世代間の認識差に加え、部下のマナーに対する意識や指摘のしづらさ、人事評価・昇進への影響など、ビジネスマナーに対する意識や実態を明らかにした「2026年 ビジネスマナー実態調査」を実施しました。
【調査概要】
調査対象者:現在就業中のJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件 :全国/男女/20~50代
調査期間 :2026年10月7日〜10月13日
有効回答数:439人
調査方法 :インターネット調査

【TOPICS】
・全体の46.2%がビジネスマナーに「自信がない」 理由は「何が正解か分からない」が最多
・全体の78.6%が不要だと思うビジネスマナーが「ある」 最多は「ハンコのお辞儀押し」
・不要だと思う理由は「形式的で意味がない」が最多 残すべきマナーは「自分から挨拶する」が最多
・全体の73.8%がマナーで世代間ギャップを「感じる」 部下がいる人の75.2%が「指摘しづらい」
・全体の76.3%がビジネスマナーは出世に「影響すると思う」 人事評価には73.3%が「影響すると思う」



【ビジネスマナーへの自信】
 回答者全体の439人に、ビジネスマナーに自信があるかを聞くと、「自信がない派」が46.2%となり、内訳は「全く自信がない」が5.0%、「自信がない」が10.7%、「どちらかといえば自信がない」が30.5%でした。自信がないと回答した203人にその理由を聞くと、「何が正解か分からない」が55.2%で最多となり、次いで「人や会社で基準が違う」が53.2%、「学ぶ機会がなかった」が37.4%となりました。




【ビジネスマナーだと思うものと不要なマナー有無】
 回答者全体の439人に、ビジネスマナーだと思うものを聞くと、「自分から挨拶する」が75.9%で最多となり、次いで「清潔感ある身だしなみ」が68.8%、「敬語の使い分け」が64.9%となりました。また、不要だと思うビジネスマナー有無を聞くと、「ある派」が78.6%、「ない派」が21.4%となりました。




【不要だと思うマナーとその理由】
 不要なビジネスマナーがあると回答した345人にその内容を聞くと、「ハンコのお辞儀押し」が66.4%で最多となり、次いで「電話は3コール以内」が41.2%、「お辞儀の角度の使い分け」が40.6%となりました。また、不要だと思う主な理由を聞くと、「形式的で意味がない」が62.0%で最多となり、次いで「気を遣いすぎて疲れる」が41.7%、「人や世代で正解が違う」が36.2%となりました。




【残した方がいいマナーと世代間ギャップ】
 回答者全体の439人に、残した方がいいビジネスマナーを聞くと、「自分から挨拶する」が66.1%で最多となり、次いで「清潔感ある身だしなみ」が54.9%、「敬語の使い分け」が51.9%となりました。また、ビジネスマナーに世代ギャップを感じるかを聞くと、「感じる派」が73.8%となり、内訳は「よく感じる」が13.2%、「感じる」が24.4%、「どちらかといえば感じる」が36.2%でした。





【ギャップを感じたマナーと部下のマナーへの意識】

 世代ギャップを感じると回答した324人に、ギャップを感じたビジネスマナーを聞くと、「敬語の使い分け」が36.4%で最多となり、次いで「自分から挨拶する」が32.4%、「上座・下座等の席順」が24.4%となりました。部下がいる266人に、部下のビジネスマナーは気になるかを聞くと、「気になる派」が68.8%となり、内訳は「とても気になる」が12.8%、「気になる」が19.9%、「どちらかといえば気になる」が36.1%でした。




【部下のマナーへの指摘のしづらさとその理由】

 部下がいる266人に、部下にマナーを指摘しづらいかを聞くと、「指摘しづらい派」が75.2%となり、内訳は「とても指摘しづらい」が13.2%、「指摘しづらい」が22.9%、「どちらかといえば指摘しづらい」が39.1%でした。部下に指摘しづらいと回答した200人にその理由を聞くと、「ハラスメントと思われそう」が48.5%で最多となり、次いで「自分の基準に自信がない」が41.5%、「世代で価値観が違う」が37.0%となりました。




【ビジネスマナーの人事評価・出世への影響】
 回答者全体の439人に、ビジネスマナーは人事評価に影響すると思うかを聞くと、「影響すると思う派」が73.3%となり、内訳は「とても影響すると思う」が11.6%、「影響すると思う」が20.0%、「どちらかといえば影響すると思う」が41.7%でした。また、ビジネスマナーは出世に影響すると思うかを聞くと、「影響すると思う派」が76.3%となり、内訳は「とても影響すると思う」が13.0%、「影響すると思う」が19.8%、「どちらかといえば影響すると思う」が43.5%となりました。





【回答者自由記述コメント】
上司側・部下側ともに、マナーの“正解”が見えないことに戸惑う趣旨のコメントが集まりました。
??上司側コメント
・自分から挨拶をしない部下がいる。世代が違うと全く常識が通用しないのでついていけない
・今は服装なども以前ほど堅苦しさがない場合もあるので、どこまで厳しく言うべきかを迷う
・マナーには絶対的な正解がない分、その人の人間力が試されるものだと思う

??部下側コメント
・指摘されることはないので、自分が正しくできているか分からない。評価に入っていたら不安
・形式に囚われて本来のマナーを見失っている気がする。人によってやり方が違い、正解か分からない
・上司によって気にするマナーも違うと思うので目上の人へ気遣いしすぎて疲れるときがある



【調査まとめ】
 Job総研が実施した「2026年 ビジネスマナー実態調査」では、自身のビジネスマナーに「自信がない」と答えた人が5割近くにのぼり、その理由は「何が正解か分からない」「人や会社で基準が違う」が上位となりました。自信のなさは知識不足や基準の曖昧さより、“正解”が見えにくいことが影響していると考えられます。はたらく人がビジネスマナーと認識していることは「自ら挨拶」「清潔感ある身だしなみ」「敬語の使い分け」などが上位となり、相手への敬意を示すものが多くあがっています。一方で、約8割が不要なビジネスマナーがあると回答し、その内容は「ハンコのお辞儀押し」「電話は3コール以内」「お辞儀の角度の使い分け」など、細かな作法に関わるものが上位でした。その理由では「形式的で意味がない」が最多となる一方、「AIやツールで代替できる」は1割未満となっており、技術による代替よりも、その作法が何のためにあるのかという意味そのものが問われていると考えられます。
 残した方がいいビジネスマナーでは「自ら挨拶」「清潔感ある身だしなみ」「敬語の使い分け」が上位となり、ビジネスマナーだと思うものの上位と一致しました。はたらく人はマナーそのものを否定しているのではなく、基本は残しつつ、意味を感じにくい細かな作法は不要と考えていることがうかがえます。しかし、全体の7割超がマナーに世代ギャップを感じており、ギャップを感じたマナーでは「敬語の使い分け」「自ら挨拶」があがりました。こうした認識の違いは職場での関わりにも表れており、部下がいる人の約7割が、部下のビジネスマナーは気になるものの、「指摘しづらい」と感じていることがわかりました。指摘しづらい理由では「ハラスメントと思われそう」や「自分の基準に自信がない」があがっており、伝える側も慎重になっている様子がうかがえます。さらに、ビジネスマナーは人事評価や出世に「影響すると思う」がいずれも7割を超えており、マナーは評価やキャリアに影響するものとしても認識されていました。
 ビジネスマナーが評価にも影響すると意識される一方で、何が正解かは個人の経験や世代の感覚に委ねられ、職場で伝え合うことも難しくなっています。こうした状況は、評価の納得感や公平性にも関わる課題になり得るでしょう。企業には、守るべき基本と簡略化できる作法を整理し、研修などを通じて共通認識をつくることが求められると考えられます。一方で、マナーの基準は会社や世代によって異なるため、自社だけで見直せるものではありません。「相手への敬意」という本来の目的に立ち返り、今の時代に必要なビジネスマナーとは何かを社会全体で捉え直していく必要性がうかがえる調査結果となりました。
 「明日の常識を、ココから。」をコンセプトとする『Job総研』では、世の中で当たり前とされている事を疑い、はたらき方に関連する様々な調査を実施してまいります。そしてリアルで透明度の高い情報を発信することで、個が活躍する社会の実現に向けて貢献してまいります。


パーソルキャリア株式会社 Job総研 PR担当
高木 理子(たかぎ りこ)
 2020年からのインターンを経て2022年に新卒入社。コンテンツマーケティンググループ所属後、2023年に広報へ異動し"はたらく社会人"を中心に様々な観点から意識や行動などについて調査研究を実施するJob総研にて調査研究を担当。Job総研を通して「社会とつながる」を個人のビジョンに掲げ、市場の現状と未来を分析し、社会へ発信することではたらく社会人や就活生の選択機会に貢献する事を目的として活動している。





■(※1) Job総研「2024年 ビジネスマナー実態調査」(2024年1月公開)
https://jobsoken.jp/info/20240122/

■Job総研について< https://job-q.me/categories/job-souken >
 『Job総研』は今後もキャリアやはたらくに関する調査を続けるだけでなく、調査で拾いきれない「社会・企業・個人」3つの観点からの声を収集することで、これまで以上に確立した取組を行ってまいります。その手段として、アンケート調査によって明らかにした事実をもとに、はたらく現場でのリアルな疑問を収集し、それに対する個人の回答も収集します。そして世の中で当たり前とされている事を疑い、明日の常識をココから見つけられるコンテンツとしての情報発信をしてまいります。

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■JobQ Town”ビジネスマナー・挨拶”に関するQ&A
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