プレスリリース

最重要のExcel・紙業務、手順書があり誰でも対応できる部署は9.5%|バックオフィス221名に“業務の見える化”の実態を調査

リリース発行企業:株式会社NTTデータビジネスブレインズ

情報提供:




報道関係者各位
                                      2026年11月6日
                           株式会社NTTデータビジネスブレインズ

ノーコード・クラウドデータベース「Slopebase(スロープベース)」を販売する株式会社NTTデータビジネスブレインズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:時吉 誠、以下、NTTデータビジネスブレインズ)は、経理・総務・人事・営業事務などバックオフィス部門で、直近3年以内に業務改善・システム導入・Excel業務の見直しに関わったリーダーもしくは管理職221名に対して、Excel・紙で運用されている業務の手順や業務量が、どこまで「見える」状態になっているのかについてアンケート調査を実施しました。
■背景
クラウドサービスや業務システムの導入が進む一方で、バックオフィスの現場では、いまもExcel・スプレッドシートや紙、メールで回っている定型業務が少なくありません。こうした業務は担当者の工夫で柔軟に回せる反面、手順やルールが担当者の手元やファイルの中に埋もれやすく、外からは「何を・どれだけ・どのように」処理しているのかが見えにくくなります。

業務改善やシステム化を進めようとしても、その出発点となる業務の全体像がつかめなければ、どこから手を付けるべきかも判断できません。「業務が見えていない」こと自体が、改善を止める最初の壁になっています。

そこでNTTデータビジネスブレインズでは、経理・総務・人事・営業事務などバックオフィス部門で、直近3年以内に業務改善・システム導入・Excel業務の見直しに関わったリーダーもしくは管理職221名に対して、Excel・紙・メールで運用している業務の割合、手順を説明できる人数と記録場所、例外処理や転記・再入力の発生状況、業務改善でつまずいた点、見える化が進まない理由について、アンケート調査を実施しました。
■調査概要

※すべての回答データではなく回答が有効なものデータを集計しています。

■本アンケートをもとに業務可視化ツールの選定方法に関する記事を公開しています
⇒業務可視化ツールの選び方|221人の調査でわかった判断基準【業務見える化シート付】(https://slopebase.pandora-climber.jp/article/category_efficiency/business_visualization_tool.html)
【Excel・紙業務の“見えなさ”の実態】
■あなたの部署の定型業務(毎日・毎週・毎月くり返し発生する業務)のうち、Excel・スプレッドシート、紙、メールだけで運用している業務はどのくらいありますか。



「7割程度(38.5%)」が最多で、「半分程度(32.1%)」「3割程度(16.7%)」「ほぼすべて(8.6%)」「1割程度(4.1%)」と続きました。定型業務の半分以上をExcel・紙・メールだけで運用している部署は79.2%、7割以上に限っても47.1%にのぼります。

一方で、Excel・紙・メールだけの業務が「1割程度」にとどまる部署はわずか4.1%でした。定型業務の半分以上が、システムの外にあるExcelや紙、メールで回っている――約8割の部署で、これがバックオフィスの日常になっています。
■あなたの部署で最も重要なExcel・紙の業務について、その手順を最初から最後まで一人で説明できる人は何人いますか。



「2人(43.9%)」が最多で、「3人以上(27.1%)」「自分(または特定の1人)だけ(18.6%)」と続きました。「手順が文書化されており、誰でも対応できる」と回答したのはわずか9.5%です。

手順を説明できるのが2人以下の部署は62.4%。部署で最も重要な業務であっても、その進め方は1〜2人の頭の中にしかないのが実態です。担当者の異動・退職・休職が重なれば、業務そのものが止まりかねない状態といえます。
■あなたの部署の業務の手順やルールは、主にどこに記録されていますか。当てはまるものをすべてお答えください。(複数回答)



「Excelファイル内のメモ・コメント欄(57.5%)」が最多となり、「共有フォルダやクラウドストレージ上の文書(53.4%)」「業務マニュアル・手順書(Word・PDFなど)(44.3%)」「社内Wiki・ナレッジ共有ツール(33.9%)」「チャットやメールのやり取りの履歴(21.7%)」と続きました。「記録はなく、担当者の頭の中にある」も9.0%ありました。

最多が「Excelファイル内のメモ・コメント欄」だった点は興味深いところです。業務の手順が、業務を回しているExcelファイルそのものに書き込まれており、ファイルを開いて読み解かない限りルールが見えない構造になっています。また回答の合計は220.8%で、1人あたり平均2か所以上に記録が分かれている計算です。「どこを見れば正しい手順が分かるのか」自体が分かりにくい状態だといえます。
■あなたの部署の定型業務のうち、例外処理(いつもと違う対応やイレギュラーな処理)は、どのくらいの割合で発生していますか。



「3割程度(61.5%)」が最多で、「1割程度(23.5%)」「半分以上(12.7%)」と続きました。「ほとんど発生しない」はわずか1.4%です。定型業務の3割以上で例外処理が発生している部署は74.2%にのぼります。

「定型業務」と呼ばれていても、3件に1件程度は“いつもと違う対応”が必要になっている計算です。例外処理は手順書に書かれにくく、担当者の判断で処理されることが多いため、業務の「見えない部分」が最も生まれやすい領域です。後述する業務改善のつまずきでも、「例外処理が多く、整理しきれなかった(44.8%)」が2位に挙がっています。
■あなたの部署の業務量(処理件数・作業時間など)を、数値で把握していますか。



「一部の業務だけ数値で把握している(51.6%)」が最多で、「定期的に計測・記録している(27.6%)」「数値ではなく、感覚的に把握している(15.4%)」「把握していない(5.4%)」と続きました。

業務量を定期的に計測・記録している部署は27.6%にとどまり、72.4%は一部・感覚的にしか把握していないか、把握していません。業務量が数値で見えていなければ、どの業務から改善すべきかの優先順位も、改善によってどれだけ工数が減ったのかも示せません。後述の「見える化が進まない理由」の1位が「取り組んでも効果が見えにくい」だったことと、表裏一体の結果です。
■他部署から受け取ったデータを転記・再入力する業務、または他部署に渡すために転記・再入力する業務は、あなたの部署にいくつありますか。



「3〜4つ(54.3%)」が最多で、「5つ以上(22.6%)」「1〜2つ(16.7%)」と続きました。「転記・再入力が発生する業務はない」はわずか3.6%です。93.7%の部署で転記・再入力が発生しており、3つ以上の業務で発生している部署も76.9%にのぼります。

部署と部署のあいだでデータがファイルや紙で受け渡され、手で打ち直される構造が、ほとんどの部署に残っています。転記・再入力は入力ミスの温床になるだけでなく、「どのデータが最新で正しいのか」を見えにくくする要因にもなります。
■業務改善に取り組み始めたとき、最初につまずいたことをすべてお答えください。(複数回答)



「担当者ごとにやり方が違っていた(50.7%)」が最多で、「例外処理が多く、整理しきれなかった(44.8%)」「改善に充てる時間が取れなかった(37.6%)」「どこから手を付ければよいかわからなかった(27.1%)」「業務の全体像がわからなかった(26.2%)」と続きました。「特にない」は0.9%にとどまります。

上位2つはいずれも、改善の手前にある「現状がそろっていない・整理できない」という問題です。同じ業務でも担当者ごとに手順が違えば、まず何を標準とするかを決めるところから始めなければなりません。一方で「上司や関係部署の理解が得られなかった(13.6%)」「現場の担当者の協力が得られなかった(7.7%)」は少数でした。つまずきの主因は“人の抵抗”よりも、“業務の見えなさ”にあるといえます。
■業務の見える化(手順や流れを整理し、誰でも分かる形にすること)が進まない最も大きな理由は何だと思いますか。



「取り組んでも効果が見えにくい(27.1%)」が最多で、「担当者の協力が得られない(22.6%)」「日々の業務が忙しく、時間が取れない(19.0%)」「進め方がわからない(19.0%)」「会社としての優先度が低い(8.6%)」と続きました。「すでに十分に見える化できている」はわずか1.8%です。

注目したいのは「担当者の協力」の位置づけです。業務改善の“最初の”つまずきとして「現場の担当者の協力が得られなかった」を挙げた人は7.7%でしたが、見える化が“進まない”最大の理由としては「担当者の協力が得られない」が22.6%で2位に上がっています。設問形式が異なるため単純比較はできないものの、取り組みの初期には協力が得られても、効果が見えないまま作業負担だけが続くと現場の協力が薄れていく――そうした構図がうかがえます。
■まとめ
今回の調査から浮かび上がったのは、バックオフィスの業務が「回ってはいるが、見えてはいない」という実態でした。

定型業務の半分以上をExcel・紙・メールだけで運用している部署は79.2%。最も重要な業務の手順を誰でも対応できる形にできている部署は9.5%にとどまり、手順の記録場所の最多は「Excelファイル内のメモ・コメント欄(57.5%)」でした。さらに、74.2%の部署で定型業務の3割以上に例外処理が発生し、93.7%の部署で転記・再入力が残り、業務量を定期的に数値で把握している部署は27.6%にすぎません。

業務改善の最初のつまずきも「担当者ごとにやり方が違っていた(50.7%)」「例外処理が多く、整理しきれなかった(44.8%)」と、業務の見えなさそのものに起因するものが上位を占めました。そして見える化が進まない最大の理由は「取り組んでも効果が見えにくい(27.1%)」です。

ここから導かれる示唆は明確です。業務改善は「改善策を考える」前に、「業務を見える状態にする」ところで止まっています。必要なのは、1.担当者ごとの違いや例外処理も含めて、いまの業務を“そのまま”書き出すこと、2.Excelファイルの中に埋もれた手順やルールを外に出し、データと手順を一つの場所で管理すること、3.処理件数や作業時間を数値で記録し、改善の効果を見える形で示すこと、の3点です。

「見える化しても効果が見えない」という悪循環を断ち切るには、見える化そのものを、業務の記録・運用と切り離さずに進められる仕組みが求められていると言えるでしょう。

■本アンケートをもとに業務可視化ツールの選定方法に関する記事を公開しています
⇒業務可視化ツールの選び方|221人の調査でわかった判断基準【業務見える化シート付】(https://slopebase.pandora-climber.jp/article/category_efficiency/business_visualization_tool.html)
■Slopebaseで「見える業務」へ
バックオフィスの業務改善を支援する、ノーコード・クラウドデータベース「Slopebase(スロープベース)」は、こうした業務の見える化の課題に応えるサービスです。

プログラミング知識がなくても業務データベースと承認フローを構築できる「ノーコード」設計により、Excelや紙で個別に管理していた業務データを、クラウド上の一つの場所に集約できます。担当者ごとに異なっていた手順や、所属・職位による分岐といった例外処理も、自社仕様のまま画面と処理の流れに落とし込めます。

さらに、業務の背景や経緯を残せる「ストーリー機能」によるAIプロンプト検索で、担当者の頭の中やExcelのメモ欄に埋もれていた“なぜこの手順なのか”を記録・検索可能にします。WebAPI連携にも対応しており、他部署・他システムとの間で発生していた転記・再入力の削減も視野に入れた構成が組めます。外部の取引先や関係者と必要な範囲だけ情報を共有できる「ゲストユーザー機能」も備え、月額30,000円〜の従量課金制のため、まずは一つの業務からスモールスタートすることも可能です。

「業務の手順が特定の担当者にしか分からない」「Excelの中にルールが埋もれている」とお感じの方は、ぜひ一度Slopebaseの活用をご検討ください。

社内に分散するデータや業務フローをクラウド上で統合・可視化して攻めのDXを実現する「Slopebase(スロープベース)」
https://slopebase.pandora-climber.jp/
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【本件に関するお問い合わせ先】

※「Slopebase」は、株式会社NTTデータビジネスブレインズの登録商標です。

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