
「ご当地グルメ&八王子ナポリタン祭」が3月16日、えきまえテラス(八王子市旭町)で行われる。
刻み玉ネギと八王子産食材をあわせて使う「八王子ナポリタン」を八王子のご当地グルメとして広めようと活動している「八王子ナポリタン倶楽部」が主催する同イベント。昨年初開催し、今年で2回目となる。
「八王子ナポリタン」など八王子のご当地グルメを紹介することがテーマで、当日は移動販売を行っている「サザンテラスミウ」「マヨキチ」の2店のキッチンカーが並び、それぞれがオリジナルの「八王子ナポリタン」を提供する。
バスクチーズケーキ専門店「THE BASQUE(ザ・バスク)」(みなみ野3)や、チキンバーガー専門店「Lit Chicken Burger(リットチキンバーガー)」(本町)、「八王子メロンパン」、「八王子のソウルフード」とうたうパンカツを広める活動を行っている「日本パンカツ協会」などが出店する。「八王子ナポリタン倶楽部」が2023年にクラウドファンディングを通して開発したオリジナルのナポリタンソース「はちナポソース」を使った「トルティーヤドッグ」も販売する。
1月に開業10周年を迎えたレストラン「Kitchen ROCCO(キッチン・ロッコ)」(子安町3)のオーナーシェフで、同団体会長の中野太郎さんは「一昨年に運営者が変わり、『八王子ナポリタン倶楽部』の活動も10周年となったことを契機にいったん活動をリセットした。祭り事を入れることで、団体として動いている紹介にもなると思い、昨年、イベントをやろうと動き始めた」と話す。
前回は八王子駅近くの西放射線通り商店街(ユーロード)沿いの公園でイベントを開催した。約3000人が来場したという。「初回にしては手ごたえが良かった。参加してくれた店もほぼ完売した。今回は、えきまえテラスで行うことで、食事が取れる場所の規模も広げる。『はちナポソース』が汎用(はんよう)性があり、いろいろな料理に使えることも伝えたい。2回目なので、昨年の来場者数は上回りたい」と中野さん。
「八王子のご当地グルメを盛り上げるために活動しているので、『八王子ナポリタン倶楽部』を中心にいろいろなご当地グルメが元気になっていけばいい。これまで八王子の皆さんに『八王子ナポリタン』を認知してもらうことに注力してきたが、これからは八王子に遊びに来る方にもスポットを当ててプロモーションをしていきたい。八王子を巣立っていく子どもたちにとって、ナポリタンは玉ネギが乗っているもので、ほかの地域では乗っていないと不思議に思ってしまうとか、八王子で育った子どもはなぜか玉ネギのみじん切りが上手だとかそこまで定着したらいい」と話す。
開催時間は12時~17時。入場無料。