第12節の見どころ 八王子ビートレインズ広報・阪本舞子

−アウェーでの連戦は厳しい結果となりました。岐阜、金沢の試合を振り返っていかがでしょうか？
阪本　プレーオフ進出を狙うには負けられない下位チームとのゲームを落としてしまいました。特に岐阜戦の連敗は厳しい現実を目の当たりにし、チームは苦しい状況に追い込まれました。しかし、この状況を自分たちが受け止め、改善に努めなければ何も変わりません。金沢戦で連敗を脱出し、選手たちは自信を取り戻した印象もあります。私たちフロントはコーチ、選手たちを信じてサポートするしかできないので、それぞれの立場で最後まで共に戦い続けたいと思います。

−豊田合成とは10月にアウェー戦で戦っており、その時は1勝1敗でした。今季、負けが先行している豊田合成ですが、チームの注目点は？
阪本　背番号3・ロス選手の3ポイントには注意が必要ですし、背番号33・竹村選手のアタックからのパスやアウトサイドも止めなくてはいけません。身長214センチの背番号24・ウォルフィンガー選手も、ゴール下に立ちはだかっていますので簡単なチームではありません。八王子ビートレインズは、けがで戦列を離れていた選手が復活してきています。最年少の背番号14・伊藤修人選手も加入しました。若い力も加わり、ここから八王子ビートレインズの快進撃が始まると信じています。

−今節はクリスマス直前のホーム戦となりますが、何か企画は？
阪本　今節は専属チアリーダー「Raily's」によるクリスマスパフォーマンスをお届けします。会場内を暗転し、クリスマスにぴったりの照明演出も行います。聖パウロ学園高校ハンドベル部によるクリスマスパフォーマンスなど、クリスマスならではのバスケ観戦をお楽しみください。

−今月15日に「第4回Tシャツデザイン総選挙」の結果が発表されました。投票を受け、88の作品から1点に絞り込み、今節からグランプリのデザインを使ったTシャツの販売が始まりますね。
阪本　夏にオリエンテーションを行い、学生に向けて八王子ビートレインズを紹介しました。その後、学生たちはウェブサイトやSNSなどで細かくクラブのことを調べてくれました。今年はブースター番号にもなっている「∞（インフィニティ）」を用いたデザインが多く、今シーズンにふさわしいデザインが多かったです。来場者の客層も調べてくれて、ターゲットがしっかりしていました。学生の研究心に驚いたのとともに、とてもうれしかったです。グランプリに輝いた椎名さんのデザインには、エンタメ、インフィニティ、チームの由来などいろいろな要素が詰め込まれています。バスケや八王子ビートレインズ、ファンの思いが詰まったデザインが素晴らしいです。

−今回が年内最終節となります。市民やファンの皆さんに向けメッセージを。
阪本　決してチームの状態が良いとは言えませんが、厳しい言葉、温かい励ましの言葉などたくさんの応援を頂いています。コーチ、選手、スタッフは「その声に応えたい、応えなければいけない」という気持ちです。必ずコートの上で体現してくれると思いますので、彼らのプレーをぜひ会場で見ていただきたいです。2022年、勝利して2023年を迎えたいと思います。2022年最後のホームゲーム、会場でお待ちしています。

−ありがとうございました。