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多摩市ゆかりのオリンピック選手が集結-柔道・松本薫選手ら市民と交流

ステージに登場した松本薫、畠山愛理、岩清水梓、阪口夢穂の4選手

ステージに登場した松本薫、畠山愛理、岩清水梓、阪口夢穂の4選手

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 パルテノン多摩(多摩市落合)で8月21日、ロンドンオリンピック・柔道女子57キロ級金メダリストの松本薫(かおり)選手ら多摩市ゆかりの選手が集まり、「ロンドンオリンピック 感動をありがとう! イベント in TAMA」が行われた。

子どもたちから送られた、くす玉の形をした金メダルを割る選手たち

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 今回は多摩市在住の松本選手のほか、市内の中学校を卒業した女子新体操団体の畠山愛理選手、多摩市をホームタウンとする日テレ・ベレーザに所属する女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」の岩清水梓、阪口夢穂両選手が登場。当日は選手を一目見ようと多くの市民が列を作り、15時30分の開場を前に親子連れなど1000人以上が集まった。

 阿部裕行多摩市長は選手の姿を前に、「イベントに来ていただけるなんて夢のよう」とした上で、今回のオリンピックを振り返り、「寝不足だったが感動をありがとう。今日は子どもたちもいっぱい来ている。夢を与えてくれた」とあいさつ。ステージにはロンドンの国旗をモチーフにした衣装を着たハローキティも登場し盛り上げた。

 金メダルが決まった時は、「24年間の思いが詰まっているので、初めて畳の上で涙した」と松本選手。オリンピックを経て得たものとして、「帰ってきた時に『野獣』と呼ばれるようになったこと」と答えると大きな笑いと拍手が起きた。

 17歳でオリンピックに初出場した畠山選手は今月16日に誕生日を迎えたばかり。「笑顔いっぱいの18歳にしたい」と意気込みを述べたほか、ステージ上でリボンの演技を披露すると、司会者に進められて松本選手もリボンにチャレンジし大きな歓声を呼んだ。

 市内の保育園に通う子どもたちが作った、くす玉の形をした金メダルが選手に授与されるなどイベントは終始和やかなムードで展開。岩清水選手が昨日、銀座で行われた凱旋(がいせん)パレードについて、「(同乗していた)体操の選手をなでしこの一員にした」と振り返ったほか、子どもから「妖精を見る方法」を尋ねられた松本選手が、「普通に飛んでいるので見られる」と答えた際には会場が爆笑の渦に包まれた。抽選会で畠山選手からリボンを贈られた男性は、「会社でやります」と述べ、会場から声援を受けていた。

 「次はさらなる成長した『松本薫』で頑張りたい」と松本選手。畠山選手は、「今回のオリンピックはチーム最年少で出させていただいたが、次は受け答えもちゃんとできるように頑張りたい」と気合を述べた。「岩清水選手にいつも良いことは言われてしまう」という阪口選手は、「オリンピックは終わったが、チームでリーグ戦などがある。そちらもよろしくお願いします」とあいさつ。各選手には観客からそれぞれ大きな拍手が送られた。

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