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片倉台小学校で子どもたちがゲーム作り体験-「ファミスタの父」が指導

ゲーム作り教室を行った岸本准教授と子どもたち

ゲーム作り教室を行った岸本准教授と子どもたち

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 八王子市立片倉台小学校(八王子市片倉町)で11月14日、東京工科大学(片倉町)メディア学部の岸本好弘准教授と学生による出張授業「きっしー先生のゲーム作り教室」が行われた。

学生がサポートしながらゲーム作りを体験

 ゲームメーカーのナムコ(現在のバンダイナムコゲームス)やコーエー(現在のコーエーテクモゲームス)で開発プロデューサーなどを歴任した岸本准教授。1986(昭和61)年には野球ゲーム「プロ野球ファミリースタジアム」を世に送り出し、「ファミスタの父」としても知られる。今春、同大に准教授として着任したほか、デジタルハリウッド大学(千代田区)でもゲームのプロデュースやディレクションなどについて教壇に立つ。

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 今回は小学6年生を対象に、約1時間半にわたって授業を展開。前半は「ゲームはなぜ面白いのか考えよう」と題して、ゲーム作りの基本について、時に冗談も交えながら教授。ゲームがなぜ面白いのかや、ゲームにできてテレビにはできないことなどについて子どもたちに考えさせた。

 岸本准教授はゲームの面白さについて、レベルアップの際にはファンファーレが鳴るなど「自分の成長が見える」ことのほか、「達成可能な目標」「褒められる」の3点を列挙。「授業の時に先生が『レベル3に上がった』と言ってくれたら面白くなるかも」と提案すると、子どもたちからは笑いが起こった。ボタンを押すと反応するといったインタラクティブ性などゲームの特徴についても説明。ゲームの世界では自分が主人公になれることも特徴として挙げた。

 後半では、岸本准教授らが指導する同大「次世代ゲーミフィケーション」研究室の学生も授業のサポート役として参加。事前に用意した「ドクタードラゴン」と題したアクションゲームについて、実際にゲームを体験させながら新しいステージ作りに挑戦。「あまりうまくいっていないので面白くしてほしい」として、パソコンを使った開発作業を体験させた。

 「ドクタードラゴン」は、学生サークルの協力も得ながら作り上げたもの。開発には「半年ぐらいかかった」とサポート役の学生。マウスの操作だけでステージ上に障害物を置けるようにするなど、プログラミングの知識がない子どもたちでも作業を体験できるよう配慮。オープンキャンパスなどの際にも公開してきたが、今回は授業に沿うよう調整してから持ち込んだという。

 ゲーム作りを体験した子どもたちからは、「作ることとやることは違う」「作る人の思いがあるからこそ面白い」「遊ぶのも面白いけど、作るのはもっと面白い」などさまざまな感想が寄せられたほか、「また、きっしー先生のゲーム作りをやりたい」と次の授業を願う声も上がった。「ゲームを作ることは学校生活では経験できないことなので、子どもたちも貴重な体験ができた」と日頃子どもたちを指導する同小の渡邊教諭。「いつも以上に子どもたちが喜ぶ姿を見ることができた」とも。

 「遊ぶのは簡単だが作るのは難しいことに気がつき、物事を深く見る練習になればと思って今日の授業を行った」と岸本准教授。「大事なことは大学生でもプロでも同じ。それを小学6年生で経験できたのは良かった」としたうえで、「この中からゲームクリエーターが育ち、『20年前にきっしー先生の授業を受けて、あの時にゲームクリエーターになろうと思ったんです』と声を掛けてくれるようになれば」と未来に期待を込めた。

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