
八王子市内の大学に通う学生を対象とした無料情報誌「98(きゅうはち)!」が4月4日、発刊された。
東京工科大学メディア学部3年の藤島久麿さんらによる「Peace-Terror」が立ち上げた同誌。学生に向け、さまざまな情報を伝えるもので、学生がイベントなどの情報を気軽に発信してもらえるよう掲載料金を1件500円にするなど工夫している。
創刊号は、4ページに地元のベーカリーやゲーム店、ビストロ、コワーキングスペースなどが「掲載主」となって情報を提供。5000部を製作し、このうち700部は、東京工科大学や拓殖大学など市内にキャンパスを持つ大学の入学式が行われるのに合わせて、八王子駅や高尾駅、八王子みなみ野駅で配布。学生だけでなく、その親も受け取るなど好評だったという。
これまで学生向けフリーペーパーやネット放送などを手掛けてきた藤島さんらが、学生にもっと八王子に興味を持ってもらいたいと企画した。「学生は学校以外、八王子のどこに行くか分からないので、街の人にも『どこにいるんだ』と言われてしまっているのは一つの課題。そこで今回は直球に宣伝ができる媒体を作ろうと思った」と藤島さん。新聞に折り込まれる求人チラシやフリーペーパーなどを参考に紙面を構成し、「小さな枠をみんなでシェアしてもらえるものにした」と話す。
誌名は学生に「八」王子の街で生活してもらえるよう必要な情報を「求」めていることから、それぞれを数字にして「98!」と命名。「感嘆符をつけたのは街に活気が欲しいから」。既に今月末に発行する第2号に向け情報を集め始めており、情報の受け付けはメールで対応している。締め切りは今月12日。
「今はデザイナーと営業をしてくれる人が欲しい」としながら、今後は大学卒業後も事業を引き継いでもらえるように、さまざまな大学の学生が参加できる体制づくりを進めていく方針。「自分たちが作ったもので八王子を変えていきたいという気持ちでやっているし、そこにはお金には変えられない価値もあると思っているので、ぜひ協力してほしい」と呼び掛ける。
藤島さんは「大学生や専門学校生をターゲットにしているが、高校生にとっても有用な情報があるはず。学生を八王子に呼び込むメディアになれば」と意気込む。
サイズはA4。次号は4月29日に発行予定。以降、毎月第1・第3金曜に発行する。