八王子の中心市街地で10月29日、ハロウィーンイベント「はちおうじハロウィン」が行われる。
飲食店をはじめ地元店144店が参加する同イベント。京王八王子駅から八幡町までの約2キロにわたって展開し、参加店で菓子をもらいながら街を巡る催しなどさまざまな企画を用意する。
今年は街を回遊してもらおうと八王子エルシィ(八王子市八日町)や禅東院(東町)、国道20号(甲州街道)沿い「八日町交差点」横の「ajirochaya(あじろちゃや)」(横山町)など市内12カ所に「ハロウィン・フォトスポット」と題して記念写真が撮れる場所を設置する。
イベントに携わるイラストレーターのpeco*さんは「気合の入った仮装をさせていると写真を撮りたいお母さんが多いため、写真が撮れる場所があったらいいのではという話になった。東京造形大学の学生なども協力してくれて、かなり目立つものができあがったので撮りがいはあると思う」と話す。
八王子北口の駅ビル「CELEO(セレオ)八王子」はマント作り、八王子駅前のショッピングセンター「八王子東急スクエア」はフェイスペインティング、京王線・京王八王子駅の上に位置する「京王八王子ショッピングセンター」は、女性をターゲットにしたコワーキングカフェ「Honeycomb Stage+(ハニカムステージ)」(東町)とコラボし、とんがり帽子のデコレーション体験を行う。
このほか、横山町公園(横山町)の特設ステージでは、子どもたちを対象に交通安全教室や仮装コンテスト、フラダンスなどのショーを実施。南口エリアでは、駅前を通る野猿街道の一部を通行止めにし、飛び入り参加もできる民踊流しなどが行われるほか、ステージイベントも企画。地元の商店会・八王子南口商栄会の婦人会による特製だんごや、八王子オリジナルのハイボール「88ビームハイ」の提供なども予定する。
八王子駅北口で親子連れをターゲットに行われてきた「はちおうじハッピーハロウィン」と、八王子駅南口周辺の子安町地区で行われてきたハロウィーンイベント「Honey's Garden(ハニーズ・ガーデン)」を統合し生まれた「はちおうじハロウィン」。今回は参加店などを紹介するガイドブックの裏面に「みんなでたのしいハロウィンにしよう」と題して、子どもたちに参加に当たってのマナーの啓蒙も呼び掛けている。
同イベント実行委員長で地元の商店有志による団体「あきんど倶楽部」の会長を務める、梅干し専門店「うめ八」(本町)店主の小磯道夫社長は「1回目から参加している人はもう中学生。事故が一番怖いので、マナーに気をつけながら、写真をSNSなどにアップしたりして楽しんでいただければ」と話す。
イベントの開催に合わせ、参加店などを紹介するガイドブックを、セレオ八王子をはじめとした大型商業施設や八王子北口駅前の観光案内所「八王子インフォメーションセンター」(八王子市旭町)などで配布する。
開催時間は10時~17時。雨天決行。