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「高尾ビール」酒販店でボトル販売 2店舗限定、地元産ユズを生かした商品も

「Oh! Mountain」(左)と「森は生きている ゆずバージョン」

「Oh! Mountain」(左)と「森は生きている ゆずバージョン」

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 八王子・高尾でビールの醸造を行っている高尾ビール(八王子市下恩方町)が1月上旬から、金子商店(高尾町)と森田屋酒店(西寺方町)の2店で330ミリリットルびんに詰めたクラフトビールの販売を始めた。

醸造所内の試飲スペースには、コメを使った次期商品のメッセージも出されていた

 高尾駅からバスで10分ほど、陣馬街道側の住宅街に醸造所を持つ同社。昨年11月からビールの生産を開始し、地元の飲食店などを対象にオリジナルクラフトビールの販売をスタート。一般の人にも自社のクラフトビールを楽しんでもらおうと、高尾・陣馬エリアにある酒販店向けに数量限定でびん詰めクラフトビールの出荷を始めた。

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 今回、出荷を行っている2店について、高尾ビールの池田周平さんは「まずは地域で昔から商いを続けている方にということで個人商店に卸したいと思っていた。店に目玉の商品を作ることで、高尾の街に人の往来ができるようになれば」と話す。

 ブラウンエール「Oh! Mountain(オー!マウンテン)」と、ベルジャンウィート「森は生きている ゆずバージョン」の2種類を用意。このうち「Oh! Mountain」は「今まで国産のビールを飲んでいた方がクラフトビールの世界に入るときの橋渡しになるようなものを作れればと思ったのがきっかけ。ビールの多様性を知るきっかけにしていただければ」と池田さん。

 「高尾ビール」はアウトドア志向の人をターゲットとしていることもあり、「Oh! Mountain」のラベルには山並みの姿をデザイン。「気持ちよく晴れた里山をハイキングした時に感じる力強い緑や乾いた土の香りをイメージ」したとコンセプトを表す文言も入れた。池田さんは「山で得る感動をビールでも感じてもらいたい」とした上で、「今後、レシピを改良したものの醸造も予定している」と話す。

 「森は生きている」シリーズは、旬の素材を取り入れることをテーマとしており、今回は地元で採れたユズを使って醸造。「地域で採れる自然のものをどんどん入れていきたい」と池田さん。地元で活動するイラストレーターのYamamoto Harucaさんが手掛けたラベルには、ムササビや天狗、サルなど高尾にゆかりのあるものに加え、ユズをはじめとした地元で採れる果物などもデザインされている。

 今後は季節ごとに素材を変えて商品を展開していくことにしており、「今回はユズを生かすためのレシピとして、ビールのスタイルをベルジャンウィートというベルギーの酵母と小麦で作ったが、次は違うものになるかもしれない。題材を生かすものが何になるのかも楽しみにしてもらえれば」と話す。このほか、コメを使った新商品の準備も進めているという。

 毎週金曜・土曜には醸造所内の試飲スペースを使い昼から日没までの間、有料で自社ビールの提供も行っている。「お客さまがどういったものを求めているのかアドバイスやヒントをいただいている。直接、飲んでいただいたお客さまから反応がもらえる場所として残していきたい。地元の方との交流の場にもなれば」と期待を込める。

 価格は650円。

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