八王子経済新聞の2018年上半期PVページビューランキング1位は、八王子駅南口の再開発地区で工事が進められている「住・商一体開発プロジェクト」の商業施設棟に今秋、「(仮称)八王子オーパ」が開業することを伝える記事だった。
イオンモール(千葉市美浜区)の100%子会社「OPA」(千葉市美浜区)が4月6日に発表したもので、地上6階建て、延べ床面積約1万100平方メートルの施設を建設する予定。「八王子オーパ」は1階~6階までの全フロアを使い、総賃貸面積は約6200平方メートル。出店数は約40店。
2位~4位は閉店を伝える記事が並んだ。2位は日帰り温浴施設「高尾の湯ふろッぴィ」(八王子市狭間町)が閉店するとネットで話題となっていたことを紹介したもので、同店は3月10日に営業を終了した。
3位はヒップホップグループ「ファンキーモンキーベイビーズ」のメンバーだったモン吉さんと共同開発したという「ファンモン麺」を提供していたことでも知られる「ラーメンのデパート 宮城」(子安町4)の閉店を伝える記事、4位は八王子駅近くにある西放射線通り商店街(ユーロード)通り沿いの青果店「やさいのふたば」(三崎町)が約30年の歴史に幕を閉じることを紹介する記事だった。
ランキングは今年1月1日から7月2日までに配信した112本のヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位は以下の通り。カッコ内は掲載日。
1. 「八王子オーパ」今秋開業へ 南口再開発受けイオン子会社が出店 (4/6)
2. 「高尾の湯ふろッぴィ」閉店へ ネットに書き込み相次ぐも営業終了日は未定(3/2)
3. 「ラーメンのデパート 宮城」5月15日に閉店へ 創業40年、「ファンモン麺」で話題に(5/1)
4. 「やさいのふたば」1月末で閉店 八王子・ユーロード沿いで30年(1/19)
5. 京王堀之内に室内遊園地「東京あそびマーレ」 1年通じて雪遊びできるアトラクションも(4/25)
6. 八王子に築100年の石蔵を改装したカレー店 スパイスにこだわり(4/20)
7. スープカレー激戦区・八王子に札幌発スープカレー店 京王八王子駅近くに(6/21)
8. 京王八王子駅近くに都市型公園を 再開発計画に合わせ地元有志が提案(6/18)
9. 広域八王子圏で雪 駅前にメディア各社集結、中継車の姿も(1/22)
10. 東京サマーランドが「八王子市民感謝デー」 開園以来初、2日間限定で入園無料に(2/23)
5位~7位は新店や新施設を紹介する記事が並んだ。8位は、京王線・京王八王子駅周辺の商店主や地元住民らが「八王子中央公園を創る会」を結成したことを紹介した記事。都が本年度から産業交流拠点の建設工事を始めることから、都市型公園の設置を求めている。こちらは掲載から1カ月を待たずにランクインし、関心の高さがうかがえた。
9位の記事は、降雪に合わせて、八王子駅前のペデストリアンデッキ「マルベリーブリッジ」でテレビ局スタッフが取材を始める姿が見られたことを紹介した。記事掲載後、ツイッターでは「いつものこと」「冬の風物詩」(以上、原文ママ)などと話題になった。
今秋にはランキング1位となった「(仮称)八王子オーパ」の開業が見込まれるなど、下半期もさまざまな話題で盛り上がりそうだ。