市民参加型の公開パネルディスカッション「みんなで創ろう未来の八王子2019 ~C8サミット~」が10月21日、オリンパスホール八王子(八王子市子安町4)で行われた。
八王子青年会議所が主催した同イベント。「八王子の未来」をテーマに識者がディスカッションするもので、今回は石森孝志八王子市長のほか、地元選出の萩生田光一文部科学大臣、東村邦浩都議、田辺隆一郎八王子商工会議所会頭らが登壇した。
八王子のまちづくりをテーマに、2013(平成25)年に行われた催し「みんなで創ろう!未来の八王子!」がベースとなっており、同イベントをきっかけにフェイスブック上に作られたグループ「みんなで創ろう未来の八王子」管理人を務めるバーゼル洋菓子店(高倉町)の渡辺純社長も登壇。会場には多くの市民が集まった。
まずは、シビックプライドを示したランキングで、八王子が「愛着」「継続居住意向」で上位に入る代わりに、「誇り」「他者推奨意向」の順位が低いことを引き合いに出し、出席者がそれぞれが八王子市民の傾向を分析。
その後は八王子駅近くの中町地区で進む開発プロジェクトや旧東京都産業技術研究所八王子支所跡地(明神町3)で建設が進む都の産業交流拠点、八王子医療刑務所(子安町3)跡地の活用などを題材に八王子のまちづくりについて、ハード・ソフトそれぞれの面から意見を交わした。
登壇者の一人でもあった齋藤祥文八王子青年会議所理事長は「非常に良い機会だった。市・都・国がこういう風に決めているからということではなくて、八王子にこうなってほしいとか、自分たちがどういう風にしたいのか理想を持つことが大事。(市民には)それを強く信じて行動に移してもらいたい」と話し、今回の催しを通して、「主体的な人が一人でも増えれば」と期待を込める。