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八王子の芸者衆がクラウドファンディング 「八王子をどり」開催目指し応援求める

クラウドファンディングへの協力を呼び掛ける、めぐみさん(右)と成華さん

クラウドファンディングへの協力を呼び掛ける、めぐみさん(右)と成華さん

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 「八王子芸者衆を応援してください」と題して資金支援を呼び掛けるクラウドファンディングが1月29日、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で始まった。

街中には「八王子をどり」の開催を知らせるポスターが登場

 地元芸者衆と料亭からなる八王子三業組合(八王子市南町)が立ち上げた今回のプロジェクト。キャンプファイヤーのページでは、「八王子の『お座敷文化』をなんとか残してまいりたく、どうか皆さまのお力をお借りしたい」と掲載するなど切実な思いを訴える。

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 目標額は500万円で、目標を達成するかどうかにかかわらず集まった金額が起案者に支払われるオールイン方式を採る。5,000円~100万円までさまざまなコースを用意しており、5,000円のコースでは八王子芸者衆のオリジナルキャラクター「ココちゃん」をデザインしたミニファイルなどをリターン品として提供。3万円のコースでは、「女性にも花柳界に楽しんでもらいたい」と芸者衆と料亭でトークが楽しめる女性限定の企画をリターン品にするなどこだわる。2月15日時点で約60人、約180万円の支援が寄せられている。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、宴席やイベントなどが中止となり思うように活動できていない八王子の芸者衆。2014(平成26)年に初めて開催され、昨年、3年振りの開催を予定していた芸者衆が一堂に会して踊りを披露する興行「八王子をどり」も、開催の1年延期を余儀なくされるなど厳しい状況にあるという。

 プロジェクトに携わる置き屋「ゆき乃恵」(中町)のめぐみさんは、「飲食店の関係で私共の仕事はなくなってしまったし、『八王子をどり』の興行も延びてしまった。その時はコロナも終結するとみんな思っていたが、まさか1年後にこういう状態になっているとは想像していなかった」と話す。

 「料亭やパーティー会場という人が集まる場所での仕事。御座敷そのものがゼロになってしまった。動画の仕事などでなんとかしのいでいる。八王子芸者衆の存続そのものが危ぶまれる中、唯一の希望である『八王子をどり』は実現したいという思いから、皆さんにお願いするしか手がないと秋口から準備を進めてきた」とも。

 現在はSNSを中心に協力を呼び掛けており、集めた資金は、5月21日・22日に八王子市の文化施設「いちょうホール」(本町)で予定する「八王子をどり」の開催費用に充てる。日頃の情報発信などに携わっているという芸者の成華(せいか)さんは「3年に一度しかできない『八王子をどり』を実現したい。来ていただいた方に笑顔で帰っていただけるような舞台を実現したい」と協力を呼び掛ける。

 今回の「八王子をどり」は、八王子花柳界としてのオリジナル曲の「お披露目公演」になるという。めぐみさんは「会場自体が閉鎖されない限り、ソーシャルディスタンスを確保するなどいろいろなことを踏まえた上で開催したい」と話す。「延期になったことを良いエネルギーに変え、良い舞台にし、お客さまから見に行ってよかったと言っていただけるようなものにしたい。お客さまをたくさんはお呼びできないとしても、感謝の気持ちをお伝えできるような舞台にしていきたい」と気合を入れる。

 支援募集締め切りは4月15日23時59分59秒。

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