「八王子やさいまつり 2022」が8月27日・28日の2日間、八王子駅で行われる。

2日間にわたって行う「八王子やさいまつり」

　JR東日本八王子支社、八王子観光コンベンション協会、セレオ八王子などを手がけるJR中央線コミュニティデザイン（小金井市）が共催する今回の催し。昨夏以来2度目の開催となる。

　八王子では8月5日から7日まで、多摩地区最大の山車（だし）まつり「八王子まつり」が行われる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け直前で中止された。これを受け、八王子の魅力をアピールするイベントとして開く。

　今年のテーマは「つながる」。みどりの窓口前に設ける特設ブースでは、JA八王子などが出店し八王子産の旬の野菜を販売する。コンコースの「ベックス・コーヒーショップ八王子店」では、八王子産野菜を購入したレシートを持参し、商品を1点以上購入した人を対象にドリップバッグ1パックを進呈する。

　27日には「八王子祭囃子（ばやし）連合会」協力の下、祭ばやしを披露するイベントを行うほか、28日には中止された八王子まつりの初日の「宵宮（よいみや）の舞」に登場する予定だった八王子芸妓衆が演舞を披露。会場はみどりの窓口前特設会場で、それぞれ14時30分～50分を予定。

　期間中、八王子駅自由通路の各所を「やさい」と「まつり」をテーマに装飾するほか、八王子まつりの「民踊流し」で定番となっているご当地ソング「太陽おどり」も流して盛り上げる。「八王子観光特設ブース」も設ける。

　JR東日本八王子支社担当の担当者は「3年ぶりの開催に向け盛り上がりを見せていた『八王子まつり』だったが、残念ながら開催直前で中止が発表された。しかし、八王子の魅力は祭りだけではない。コロナ禍で影響を受けている食・観光・芸能を応援できれば、という八王子駅社員の思いから今年は『つながる』をテーマとし、各ブースでイベントを実施する」と説明する。

　開催時間は10時30分～15時。野菜の販売は売り切れ次第終了。