心を癒す新たなサロン-鉄道模型・ドールハウス専門店「北総レール倶楽部」八王子店が誕生

所狭しと並ぶショーケース。中にはNゲージ車両等が並ぶ。

所狭しと並ぶショーケース。中にはNゲージ車両等が並ぶ。

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 千葉県・柏市で7年の歴史を持つ鉄道模型・ドールハウス専門店が満を持して八王子にやってきた。4月1日、駅から歩いてすぐ側の甲州街道沿いに鉄道模型・ドールハウス専門店「北総レール倶楽部八王子店」(八王子市横山町)が開店した。

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 「北総レール倶楽部」はNゲージを始めとした鉄道模型に加え、ミニチュアサイズの建物や家具、調度品を組み合わせるドールハウスを取り扱うホビーショップで、2001年、千葉県柏市に最初の店舗を開店した。鉄道模型とドールハウスというのは一見すると不思議な組み合わせのようにも思えるが、店舗を運営する株式会社北総レール倶楽部(千葉県柏市)の代表取締役である里見純一氏によると、「奥さんや彼女と一緒に店に来た時にドールハウスがあれば退屈することはないんじゃないか」というアイディアから鉄道模型だけでなくドールハウスも扱うことにしたという。ユーザーに目を向けたアットホームな姿勢からか、営業時間も平日・休日問わず22時までの営業となっている。同氏によると「仕事終わりに立ち寄れるように」という配慮からきているのだという。

 オープンした八王子店は同社にとって2店舗目。八王子を選んだのは「元々住んでいて土地勘があったから」ということと「鉄道模型をする人は行動範囲が広いので、西側エリアで鉄道がクロスしている八王子に目をむけた」(同氏)今回の出店には周囲からは反対もあったというが、「鉄道模型好きには関係ないはず」(同氏)と多摩地域でも発展が著しい立川ではなく、あえて八王子に出店することにしたという。

 現在、鉄道模型は国鉄、JR、私鉄の様々なNゲージ車両を中心に4,000種類を取りそろえる。中央線沿線ということもあり、新旧の中央線車両も在庫。28万円する手作りのHOゲージから400円のジオラマまで、その取りそろえには一見の価値がある。ドールハウスも2,000種類に及ぶ在庫で、ちょっとしたインテリアとしてドールハウスを趣味としていない人も訪れ、購入していくことがあるという。今後は中古品の取り扱いや、柏市の店舗とは異なる品揃えも検討していく。

 「日常の激務で疲れた心を癒すサロンタイプ鉄道模型・ドールハウスの専門店」(同社ホームページより)というコンセプト通り、今後、八王子の癒しスポットの1つになってゆくかもしれない。

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