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「京王れーるランド」車両展示などアトラクションの詳細発表-今秋新施設へ

車両展示場では京王線・京王井の頭線を走っていた5台が集結

車両展示場では京王線・京王井の頭線を走っていた5台が集結

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 京王電鉄は5月30日、今秋オープンさせる鉄道をテーマとしたアミューズメント施設「京王れーるランド」(日野市程久保3)について、アトラクションの詳細などを発表した。

車両のカットボディーを使った運転体験シミュレーター

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 同社の電車・ 路線バス開業100周年記念事業の一つとして、新施設への機能移転が決まっている同施設。現在、京王動物園線・多摩動物公園駅周辺では工事が進められており、「子育てファミリーを中心にお楽しみいただける施設として一新する」と同社。

 新施設では延床面積約1020平方メートルの屋外施設を展開。踏切警報器や遮断機、トンネルなどを設置して、現行車両「9000系」のミニ電車の乗車体験を行うほか、京王線・京王井の頭線を走っていた車両5台の並列展示も行う。

 展示するのは、1940(昭和15)年に投入された「2400形」、1959(昭和34)年~1984(昭和59)年に使われた「2010系」、1963(昭和38)年~1996年に活躍した「5000系」、1962(昭和37)年に導入され、京王井の頭線を走るレインボーカラーの電車として知られた「3000系」、1972(昭和47)年に導入され、2011年に引退した「6000系」。このうち、一部の車両については、内部を見学できるようにする予定だという。

 屋内施設は2階建ての建物へと建て替え、延べ床面積を約277平方メートルから約1190平方メートルと4倍強に拡充。「6000系」のカットボディーを使った大型運転体験シミュレーターなどを展開する。シミュレーターでは運転業務を本格的に体験できるよう、乗務員訓練の際に使っていたCGを150インチの大画面を使って表現するなど工夫を凝らす。「お子さまから鉄道ファンまで幅広くお楽しみいただけるよう、列車種別、気象条件、昼夜別など、難易度別の多彩な運転環境の体験に加え、運転技術の点数表示もできる」とも。

 「鉄道会社の博物館では初」とうたう鉄道設備をイメージしたアスレチックコーナー「アスれーるチック」も展開。線路の枕木を埋める砂利「バラスト」に見立てたボールプールや飛び跳ねてスイッチを操作することで電車や駅に関する音を鳴らして楽しむ「メロディートランポリン」など、同社社員のアイデアを生かした新アトラクションになるという。このほか、バスの実車展示やパンタグラフ、行き先方向幕などをスイッチで動かすなどして電車の仕組みを学べるコーナーなども設ける。

 新施設は10月開業の予定。営業時間は9時30分~17時30分。入場料は3歳以上1日250円。

 現在の「京王れーるランド」は2000年に開業。多摩動物公園駅に隣接し、鉄道模型のジオラマやプラレール、運転台からの風景を見ることができるビデオコーナー、オリジナルグッズの販売コーナーなどを設ける。営業時間は9時30分~17時30分。入場無料。

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