インド製手織り手紡ぎの生地「カディ」を使った服-あきる野で販売イベント

カディを素材にしたタンクトップ(9,450円)、パンツ(1万7,850円)、ストール(3万6,750円)

カディを素材にしたタンクトップ(9,450円)、パンツ(1万7,850円)、ストール(3万6,750円)

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 手織物の衣服やインテリアなどを展示・販売している「竹林shop」(あきる野市留原、TEL. 042-595-1534)で5月26日から、インド製の手織り手紡ぎの生地「カディ」を使った服などを販売する「最後のカディ展」が開催される。

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 同店は手織物を製作する真木テキスタイルスタジオの直営店。築200年の古民家を改造し使用している同スタジオの隣に位置し、インド原産の野蚕のシルク「タッサーシルク」を使ったストールや服、インテリアなど、同スタジオが製作したさまざまな作品を販売。カフェスペースも設ける。

 「カディ展」はインドのテキスタイルデザイナー、ニルー・クマールさんの来日に合わせて、2001年に初めて開催。今回で8回目となる。カディは速乾性があり、素朴で優しい肌触りであることから、「春から夏、秋の初めまで毎日欠かせない定番の布」と同スタジオの酒井さん。「寝間着になって数年たったカディは真綿のようにフワフワ」とも。

 これまで毎年のようにカディを使った作品を製作・紹介してきたが、インドの急速な発展に伴い、だんだんと難しくなってきた。「世の流れとともに、こうした手紡ぎの織物作りがだんだん難しくなっている」と酒井さん。「経済成長の中、残念だが人々はそうした仕事から少しずつ離れていく」。今後も紹介を続けていく気持ちに変わりはないが、このような情勢を受け、今回「最後の」と銘打った。

 バルーンスカートやタンクトップ、ブラウスをはじめとした衣服やストールなど約200点を会場に並べる。価格は1万円くらいから。「すべてのものを手に取って、着て巻いて身に着けて、人の手の温もり、もののできてきた背景、そして、何よりもその心地良さを味わってほしい」。開催初日となる26日には、実際に生地を作っている村を訪れた時の模様をスライドを使って紹介するセッション「カディの里を訪ねて」も行う。開催は14時から。

 営業時間は11時~18時。6月6日まで。会期中は無休。

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