東京造形大の学生がアニメ作品自主上映会-専攻越え制作した30作品

イベントに向けて活動する学生たち

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 東京造形大学(八王子市宇津貫町)の学生が制作したアニメーションを一堂に集めて上映する作品展「ANIZO 2010」が5月29日・30日の2日間、桑沢デザイン研究所(渋谷区)で行われる。

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 同イベントは、同大学の学生が主催する自主上映会。2005年から毎年行われている。「大学で作られるアニメ作品を、もっと多くの方々に見ていただきたいという思いからANIZOは生まれた」と実行委員会代表の細川さん。参加するのはアニメを専攻している学生に限らない。「映画やグラフィック専攻の学生など、専攻や学部を問わずさまざまな分野から出品がある」。

 今回はスタッフと合わせて50人以上の学生が参加しており、昨年11月ごろからイベントに向けた準備を開始。アニメの導入部で流す「ジングル」を含め、30本を越える作品ができ上がった。イベントのメーンビジュアルやフライヤーなども学生の手によるもの。会場の準備や広報も学生が自ら行っている。「たくさんの準備と努力が『ANIZO 2010』の開催につながっている」と細川さん。

 1作品は約5分程度。イベントでは、これらの作品を4つのプログラムに分けて上映する。1プログラムは約30分。「CGアニメーションから粘土を使ったクレイアニメーション、ドローイングから人形を使ったものまで、色とりどりの作品が多く出品された」。上映会と併せて、作品の制作プロセスで実際に描かれた資料や作中で登場する人形の展示なども行う。「アニメを見るほか、その作品がどのように作られたのかというところも知っていただけたら」と細川さん。

 上映は各日10時から。入場無料。

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