多摩センターの三角広場野外ステージ（多摩市落合）で5月17日、無料の屋外ライブ「TAMASONIC（タマソニック） 2015」が開催される。

屋外にステージを組み行われる「TAMASONIC」

　2011年5月より年1回のペースで行われている同イベント。インディーズで活躍するミュージシャンをはじめ、さまざまなバンドが集まり会場を盛り上げ、例年800人ほどの観客が集まる。5回目となる今回はスリーピースバンドの「39degrees」をはじめ、「STOMPIN' BIRD」「ENDZWECK」など13組が参加する。

　地域振興とチャリティーをコンセプトに据える同ライブ。機材費などの運営コストは来場者らからのカンパで賄い、経費を差し引いた分については東日本大震災への義援金などとして寄付。昨年は20万円余りを寄付することができたという。このほか、ごみ処理にもコストがかかることから、必要な参加者にはごみ袋を配布し、各自で処理してもらうなど工夫も凝らす。

　「継続が大切。遠方からいらっしゃる方も増えた。来場者数も募金額も年々増加していて、いい上昇カーブを描いている」と運営に携わる横山さん。参加ミュージシャンについては、ライブハウスに日頃訪れることがない人でも楽しめるよう、世代やジャンルも幅広くしているという。「ストイックにライブだけをやっている。若いバンドに出てもらいたいし、小さい子にも見てもらいたい。ここで興味を持ってもらって、ギターを弾いたりライブハウスに行ってもらえるようになれば」とも。

　イベントは今後も継続していく方針で、「遠いところからだと北海道や四国からいらっしゃる方もいて、多摩センターはいい場所だと言ってくれている。地元の良さを伝えられることはすごく良いことだと思っているので、もっと続けていきたいし、地元の皆さんにもぜひ来てほしい」と呼び掛ける。

　開催時間は10時～18時30分。