京王電鉄や西東京バスなど広域八王子圏の私鉄・バス各社は12月18日、実施を予定していた大みそかの終夜運転について、取りやめを発表した。

JR東日本も終夜運転の中止を発表している

　今月31日から1月1日にかけて、終夜運転を予定していた各社。京王電鉄は今月10日、高尾山口行きの臨時列車「京王ライナー迎春号」の運行を含めて、終夜運転を行うと発表していたが、「昨今の新型コロナウイルス感染拡大の状況や、国土交通省、東京都による大みそかの終夜運転の中止要請などを踏まえ」たとして、計画の取りやめを発表。京王線・井の頭線共に、土曜・休日ダイヤで運行するという。

　高尾登山電鉄（八王子市高尾町）は、高尾山内で運行しているケーブルカーについて、終夜運転の実施を発表していたが、取りやめを発表。大みそかは8時～17時15分、元日は5時～18時の間の運転に変えるという。高尾山については、東京都が大みそかの夕方から元日の早朝にかけて、高尾山山頂の大見晴園地を閉鎖することを発表している。

　JR東日本も終夜運転の取りやめを発表したことを受け、西東京バス（明神町3）は、青梅線の終夜運転に合わせて実施を予定していた、御岳駅～ケーブル下間の終夜運転について、取りやめを発表。大みそかは「日祝ダイヤ」での運行となり、御嶽駅＝17時59分発、ケーブル下＝18時41分発がそれぞれ最終バスになるという。元日は青梅線下りの始発列車に合わせ、臨時バスを運行する予定。

　そのほか、多摩都市モノレールも終夜運転の中止を発表。今月30日～1月3日の間は、土曜・休日ダイヤで運行するという。