地域イベント「八八八八(ハチハチハチハチ)八幡上町」が7月13日、八王子市八幡町の商店街「八幡上町商店街くらま会」各店で始まった。
「令和8年8月8日」「八王子」「八幡上町」とそれぞれの「八」にかけて企画した同イベント。八王子市が今月7日から展開している地域イベント「八王子∞八結び ~888のはちむすび~」と連動して行う。
期間中、商店街にはオリジナルデザインのちょうちんなどを飾り付ける。参加各店では竹製のオリジナルうちわを配布する。
イベントの開催を受け、プロダクトデザイナーの戸田光祐さんが江戸時代には使われていたものの、近年は使われていなかった八幡町の意匠を現代風にデザインし直した。今回、意匠はちょうちんなどのデザインに活用した。
戸田さんは「八幡上町独自の『八』の意匠をリデザインして、ちょうちんやうちわの柄に落とし込んだ。これは過去に実際に生きていたデザインで、このような歴史のあるものを使うことには土地との強いつながりを感じさせる。今のグラフィックデザイナーでは描けない良いデザイン。古き良きものを生かすのはすごくいい。全く新しいものをデザインするのではなく、この土地に紡がれてきたものをもう一度掘り起こして使うことは、とても価値があることだと思う」と話す。
8月7日から同9日まで行われる「八王子まつり」に向けた機運醸成も目的の一つに据える。今回のイベントについて、「祭りがやってくる心構えや雰囲気を伝えるためにも街の装飾は非常に大事」と戸田さん。「八幡上町商店街くらま会」で本企画に携わる写真店「桃屋美術」(八幡町)の春日晃さんは「商店街を歩く人に祭りが近づいているワクワク感を味わってもらいたい。意匠は今後、シビックプライドではないが、街のアイコンとして育てていきたい」と話す。
8月9日まで。