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首都大生がフリーペーパー「けいおうさんぽ」-京王線沿線のお薦め雑貨店まとめる

「けいおうさんぽ」の制作ではリーダーを務めた松藤綾音さん

「けいおうさんぽ」の制作ではリーダーを務めた松藤綾音さん

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 首都大学東京の学生が制作したフリーペーパー「けいおうさんぽ ~おすすめの雑貨屋さん、集めました~」が7月9日・10日、同大南大沢キャンパスで配布された。

「けいおうさんぽ」の表紙

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 同大「キャリアデザインサークル klu:」に所属する学生がまとめた同冊子。同サークルには現在、1年生=51人、2年生=28人が所属。「大学生活をたのしむ」を理念にイベントをはじめとしたさまざまな活動に取り組んでおり、今回は京王多摩センター駅を始めとした京王線沿線に点在する雑貨店12店を紹介する冊子を制作した。

 プロジェクトのリーダーを務めたのは、システムデザイン学部インダストリアルアートコースの2年生・松藤綾音さん。もともと雑貨に興味があった松藤さんは「普段降りない駅や行かないところに行ってみたい。雑貨に触れてみたい」と企画を立ち上げ、7人のメンバーとともに冊子の制作を開始。「私はあくまで雑貨屋さんが好き。雑貨屋さんに注目したフリーペーパーが作りたかった」と松藤さん。

 取材や原稿制作はメンバーで分担した。紹介したい店をリストアップした後、直接店に出向いて取材交渉を展開。「断られる店もあり、大変なこともあった」と松藤さん。「電話では伝わらないことも多いので、直接出向くようにした」とも。ゴールデンウイーク前から始めた取材は約1カ月かかったが、「どの店もすてきだった」と振り返る。

 制作に際しては、コラージュの手法を使って全体の方向性を絞り込んだほか、サークル内でコンペを行ってデザインを決めるなど時間をかけた。「読者の方に『行ってみたい』と思っていただけるよう、それぞれの雑貨屋さんの雰囲気が伝わるような記事作りを心掛けた」と松藤さん。温かみのあるデザインにしようと紙にもこだわったという。

 全9ページ。今回は1000部を制作し無料配布を実施。同キャンパス内で配布した際には、「『雑誌みたい』と言ってもらえた」と松藤さん。「リーダーとして初めてできたもの。これに頑張れたのは大きい」としたうえで、「この経験をいろいろなことに生かしていきたい」と意欲を見せる。

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