京王電鉄が運営する鉄道をテーマとしたアミューズメント施設「京王れーるランド」（日野市程久保3）で4月20日、京王井の頭線の車両を模した模型を組み立てる製作教室「Bトレインショーティーを作ろう！」が行われる。

会場となる屋外展示場

　Bトレインショーティーはバンダイ（台東区）が発売している鉄道模型。Nゲージの規格に合わせながらも、車両の長さを60ミリにデフォルメ。塗装済みでボディーや屋根などを自分の手で組み立てることで完成する。今回は、このBトレインショーティーの良さを知ってもらおうとイベントを企画した。

　当日は、渋谷～吉祥寺間を走る京王井の頭線「1000系」をモデルとした「Bトレインショーティー井の頭線1000系」を、ニッパーなどを使ってその場で組み立て。でき上がった車両は持ち帰ることができるほか、Nゲージへの改造に向けた相談などにも応える。

　同館が鉄道模型の製作教室を行うのは今回が初めて。Bトレインショーティーについて、「（土産として）購入を希望するお客さまも多いが、組み立てが必要と説明すると尻込みしてしまう方が多い」と同館担当者。今回の教室を通して、「もの作りのきっかけになれば」とも。小学生以上を対象に親子連れでの参加も見込んでおり、「鉄道模型に触れたことがない親御さんもいらっしゃると思うので、取っ掛かりとしていただければ」と期待を込める。

　会場は同館屋外展示場。10時～、13時～の2回実施し、定員は各回20人。当日、1階「ミュージアムショップ」で参加申し込みを受け付ける。参加費は1,540円。

　同館は昨年10月10日にオープン。車両展示場のほか、車掌体験ができるコーナーや「6000系」の実車のカットボディーを使った大型運転体験シミュレーター、鉄道設備をイメージしたアスレチックコーナー「アスれーるチック」などを設けた2階建ての屋内施設で構成する。営業時間は9時30分～17時30分。水曜定休。入場料は3歳以上1日250円。