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八王子駅南口に生花店とバーの複合店 2人の店主が手を組み実現

オープンをアピールする「magnolia」の天野さん(左)と「SNAFU」の河原さん(右)

オープンをアピールする「magnolia」の天野さん(左)と「SNAFU」の河原さん(右)

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 八王子駅南口近くに9月5日、生花店とバーの複合店「COMPOSITE SHOP MOLLUSK(モラスク)」(八王子市子安町4)がオープンする。

白を基調とした空間で花を販売する予定の「magnolia」

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 40年にわたり喫茶店だった店舗スペースを改装した同店。14坪の空間に八王子駅南口に店を構える生花店「FLORAISON(フロレゾン)」(子安町1)の兄弟店「magnolia(マニョリア)」とヘアサロン「+Sign(サイン)」(子安町4)のオーナー・河原直樹さんが手掛けるバー「SNAFU(スナフ)」が扉1枚を隔てた形で出店する。

 「大学生の頃からカフェと一緒に併設しているような生花店を雑誌でよく見ていて、自分もいつかやってみたいと思っていた」と「magnolia」店主でフラワーアーティストの天野竜一さん。店名はモクレンを意味する単語をフランス語読みしたもの。白を基調とした落ち着いた内装にするなど工夫した。

 「今まではビビッドな色合いだとか、少しとがったデザインものを中心にやっていたが、こちらの店では『FLORAISON』では買えないものをやりたい。ギフトを専門にやっている花屋は八王子で数少ないので、南口の皆さまにアピールしていければ」と天野さん。

 「SNAFU」はサラダと揚げ物をメーンとしたバー。「時にはワイワイ、時にはしっぽりできる店がコンセプト」と河原さん。ブーケレタスを使ったサラダなど「物珍しい物を出していきたい」としながら、冬には和食も取り入れるなど柔軟に対応していく予定。ドリンクも和洋を問わず「皆さんが飲みたいものを提供していきたい。料理に合わせて酒も変えたい」と話す。

 「ストレスを抱えている方が多いと思うので、皆さんに来ていただいてストレス発散の場になっていただければ」とも。異業種からの参戦となるが「信頼できるスタッフがいるので問題ない」と意気込む。

 2人の間をつないだのは八王子を中心に活動するデザイナーユニット「TRICKY(トリッキー)」(子安町1)の高須賀さん。「前オーナーが店を閉める時、引き続いてやってくれる人がいないか探していた。そんな時、複合型の施設を造ってみたかったこともあり、駅前で違ったコンセプトの店をやろうという話で盛り上がった」。今後は「SNAFU」を「TRICKY」が進める中小企業とデザイナーをつなげるプロジェクト活動の場としても使うなど、さまざまな形での活用を見込む。「応援してくれる人も多いし集える場所もできる。今はすごくうれしい」と笑顔を見せる。

 営業時間は「magnolia」=9時30分~20時、「SNAFU」=18時~翌1時。両店とも火曜休業。

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