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八王子で「夢街道駅伝」開催-被災地の中学生チームが部門優勝

今年で62回目を迎えた「八王子夢街道駅伝」の出走の様子

今年で62回目を迎えた「八王子夢街道駅伝」の出走の様子

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 八王子駅北口を出発地点に市内を走り抜ける「スーパーアルプス 全関東八王子夢街道駅伝競走大会」が2月5日、開催された。

沿道には岩手・山田中を応援する人も

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 同駅伝は1951(昭和26)年から毎年2月に開催。今年で62回目。八王子駅前から東京都立南多摩高校(八王子市明神町4)の区間で行われ、総距離は約20キロ。1部=一般男子、2部=大学男子、3部=高校男子、4部=市内中学男子、5部=一般女子、6部=高校女子、7部=市内中学女子の7つの部門で競技を行う。今回はゲストランナーとしてマラソンランナーの谷川真理さんを迎えた。

 参加人数の多さから「出場者数関東一の駅伝」とも言われる同駅伝。今年は市役所、警察署、消防署、税務署などの行政職員によるチームのほか、市内に事業所を展開するオリンパスの陸上部、京王電鉄の社員によるグループ「KEIO特急京王八王子行」「KEIO準特急高尾山口行」など1部だけでも203チームがエントリー。全体で487チームと過去最多を記録した。

 東日本大震災の被災地支援もテーマに据えた今回。1チーム当たり1,000円の「被災地支援金」を求め、この1,000円で被災地の物産品を購入。参加者全員に「参加賞」として配布したほか、震災で被災した山田町立山田中学校(岩手県山田町)駅伝チームの選手も招待した。

 当日は都立南多摩高校で開会式を開催。1月30日に就任した大会実行委員長の石森孝志八王子市新市長へ、前任の黒須隆一前市長から「たすき」が渡された。その後、会場を八王子駅前に移し、1部~3部=10時、4部~7部=10時10分に出走。スタート前には谷川さんが「今日は駅伝。一本のたすきをそれぞれの区間、目標を持って楽しく走り、東日本大震災の被災地支援の輪につなげましょう」とあいさつを行った。出走時には沿道に多数の観客が集まり、山田中学校のチームを旗やパネルで応援する人もいた。

 今年の優勝は、1部=東京都中体連平成元年会、2部=創価大学D、3部=埼玉栄高等学校A、4部=山田中学校、5部=長野東高校クラブ、6部=埼玉栄高等学校A、7部=甲ノ原中学校バスケ部A。山田中学校の男子は、14.9キロの距離を49分46秒の大会新記録で走り優勝。女子も3位と好記録を残した。

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