10月1日にオープンする八王子市の新しい総合体育館「エスフォルタアリーナ八王子」（八王子市狭間町）で9月8日、報道陣向け内覧会が行われた。

2000席を設けるメーンアリーナ

　京王高尾線・狭間駅前に位置する同施設。市民体育館、甲の原体育館に続く3つ目の体育館で、約2万5000平方メートルの敷地に2000席の観客席を設けるメーンアリーナや700席ほどが座ることができるサブアリーナを用意。屋外には人工芝が敷かれた運動場も設ける。

　メーンアリーナでは、10月の開館以降、市民体育大会など地元の催しに加えて、日本のプロバスケリーグ「bjリーグ」、「NBL」、女子バスケリーグ「WJBL」の公式試合などを開催。マーチングバンドの大会会場としても使われることが決まっており、開館後3カ月の稼働率は7割にもなるという。

　施設内にはこのほかにも、トレーニング室、室内ランニングコース、スタジオ、人工温泉を備えた温浴施設、会議室、研修室、子どもコーナーや託児室などを用意。ピラティスやストリートダンス、健康体操などのスタジオプログラムも数多く展開する。

　都度利用に加えて、月額5,400円で何度でも施設やスタジオプログラムが利用可能な定期利用制度も用意。オープン前から多くの会員を集め好評だという。「建物ができていない中での予約のスタート。ここまで来るとは思わなかった」と館長の小林さん。「『ここにできるのだったら、入ると決めていた』という方もいて、びっくりした」とも。

　今後は地元商店街など近隣とも連携を取りながら運営していく方針。小林さんは「近隣の方の集いの場、スポーツを通じたコミュニケーションの場になるような施設にしていきたい」と意気込む。

　オープンに先駆け、今月28日にはイベントを開催。ロンドンオリンピックに出場した元体操選手・田中理恵さんをゲストに迎えて開館セレモニーを行うほか、ニュースポーツの体験会や現役プロバスケットボールプレーヤーによるスポーツ教室などさまざまな催しを行う。10時30分から。

　開館時間は8時30分～22時30分。