八王子に多目的スペース「WORK LOUNGE」 法人登記に対応、学生の起業促す

ラウンジエリアとワークエリアを設けた「WORK LOUNGE」

ラウンジエリアとワークエリアを設けた「WORK LOUNGE」

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 八王子駅近くの国道20号(甲州街道)「八王子駅入口交差点」横に1月21日、コワーキング機能などを設けた多目的スペース「WORK LOUNGE(ワークラウンジ)」(八王子市横山町、TEL 042-649-2649)がオープンした。

ラウンジエリアにはくつろげるようソファなどを用意

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 ホルモン焼き「関根精肉店八王子店」(横山町)が入居するJEビルの6階にオープンした同スペース。「八王子で活躍するみんなの多目的スペース」をコンセプトに掲げ、ソファなどでくつろげるラウンジエリア22席と仕事などに利用できるワークエリア32席の54席を用意。作業に集中することができるコーナーワーク席やグループワークなどに利用できるテーブル席もそろえ、仕事や学業だけでなく、地域の会合などにも利用できるように工夫されている。

 入り口側をラウンジエリア、窓側をワークエリアとし、空間を区切るためのパーティションはあえて置かないことで利用者同士の交流が生まれるよう工夫。床にはフローリングを敷き、テーブルや椅子など家具はイケアのもので統一。天井に設置されている照明はあえて間引きすることで、おしゃれな雰囲気をつくり出している。

 ドロップインの料金は15分単位で設定。「ランチ難民ではないが、近くのコンビニのイートインよりは居心地がいいはず。仕事とか勉強以外で、お茶を飲みたいだけという場所を探している人はいるのでは」と施設を運営するCFWの高松俊平社長は話す。

 月決め利用の「マンスリー会員」では、オプションサービスとして法人登記にも対応。新たな起業家の活動拠点となることを見込む。「八王子で仕事を興そうと思ったときに、どういうところで仕事をしたいかを考えて作った。もっと八王子で起業する人が増えてほしいし、そのために使ってほしい」とも

 前職は飲食店で働いていたという高松さん。「八王子の人が八王子で働ける環境を作ろう」と、昨秋から市内外のコワーキングスペースやシェアスペースなどを見て回りながら準備を進めてきた。既存のコワーキングスペースについては「ちょっと敷居が高い」とした上で、「勉強、仕事ばかりだと疲れるし、前職が飲食だったこともあり、内装の考え方などをよく知っていたこともあって、そういうものを取り入れたものを作ろうと思った」と話す。

 コアターゲットを20~40代に置いており、特に学生に利用してほしいという。「学生はたくさんいるのに、卒業した後、八王子に残っている人は多くないので、ここから事業を興す人が出てきてくれれば」と期待を込める。

 営業時間は7時~23時。水曜定休。利用には会員登録が必要で、料金はドロップイン=15分100円(終日1,200円)。マンスリー会員は、フルタイム=1万5,000円、平日18時までのデータイム=9,000円、平日7時~9時・18時~23時と土曜・日曜・祝日のオフタイム=9,000円、高校生以上の学生が利用できるスチューデント=7,000円。

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