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散田町の老舗洋食店「野鴨の家」が閉店、京王八王子に移転へ
(2009年04月01日)
八王子・散田町の老舗洋食店「野鴨の家」(八王子市散田町5)が3月31日、5月に控えた新店舗への移転のため閉店した。
同店は、和食料理店「いろりの里 高尾山名主 ごん助」(南浅川町)や「爺々婆々の手料理 山の神」(南浅川町)の姉妹店として1978(昭和53)年に開店。当初はファミリーレストランだったが、その後、ステーキハウスへと衣替えし、26年前からはヨーロッパの家庭料理をメーンとした店として親しまれてきた。
閉店した散田町の店舗は、スペインの建築家・ガウディの作品をほうふつとさせるその特徴的な建物でも有名だった。「先代と建築士と『ごん助』の建築に携わった大工の棟りょう、3人のこだわりが結集した形」とオーナーの牛尾さん。
店舗設計は建築家の天野翼さんが担当。白い壁に直線がまったくないその建物は「世界中の写真を撮りつつ旅行していた先代が『異国の雰囲気を』とアイデアを出し、それを受けてスペインを良く訪れていた天野さんがデザインした」(同)。
八王子の中心部からは離れているため、今まで「隠れ家」のような存在として親しまれていたが、「周りに郊外型のレストランが増えて客層が変わった。また、飲酒の規制が厳しくなったり、常連さんの年齢層が上がってきたこともあり、郊外型から都市部へと移ることにした」と牛尾さん。移転後も建物はそのまま残す予定。
5月からは京王電鉄が3月に学生向け賃貸マンションとして建てた「フィシオ京王八王子」(八王子市明神町3)1階に出店。現在、開店に向けて工事が進んでいる。
新店舗も白を基調とした入口など、随所にこだわりを見せる。「店内も現在の店舗と同じような雰囲気を目指していて、職人さんの手作業で壁塗りなどをしている」と牛尾さん。
新店舗は約56坪。店舗名も「のがも乃家」に変更する。移転に伴いバーカウンターやワインセラーなどを設置し、席数はカウンター席とテーブル席合わせて56席を予定。メニューはこれまでのものを踏襲しながらも、周辺企業でOLらをターゲットにしたランチメニューを1,000円で出すなど、新しい取り組みも始める。夜にはバーカウンターを生かし、約15種類のグラスワインを取りそろえた「ワインバー」のスタイルも目指す。「八王子では数少ない店になると思う」と牛尾さんは自信をみせる。
新店舗の営業開始は5月10日。営業時間は11時30分~翌1時を予定する。
関連写真:新店舗の現在の様子のがも乃家京王電鉄、学生向け賃貸マンションを竣工-沿線地域の活性化狙う(八王子経済新聞)調布のバレエ教室が移転リニューアル-自宅の一部を改装し教室に(調布経済新聞)
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