トップクリエーターが集まりPR映像を制作-首都大学東京、産学公連携を紹介

セカンドライフを活用して制作したシーン

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 首都大学東京産学公連携センター(八王子市南大沢)のPR動画が4月22日から、YouTubeなどで公開されている。

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 映像は同センターが進める「産学公連携活動」をテーマに制作。同大学システムデザイン学部の渡邉英徳准教授のほか、2008年に公開された映画「スカイクロラ」や昨年公開された映画「ホッタラケの島」などで3DCG制作を担当したポリゴン・ピクチュアズ(港区)のクリエイティブプロデューサー・石丸健二さん、コンピューターグラフィックの展覧会「SIGGRAPH(シーグラフ) Electronic Theater」で2001年に入賞した映像作家・山口崇司さんが制作に参加している。

 きっかけは同センターから「インターネットを活用した産学公連携活動のアピール手法について相談を受けた」ことと渡邉さん。そこで、これまでにもコラボレーションを図ったことがある石丸さんに協力を依頼。さらに、石丸さんからの紹介を受け、山口さんも制作に参加することになった。

 渡邉さんはこれまでにネット上の仮想現実空間「Second Life(セカンドライフ)」の中で都市における建築のデザインを研究するプロジェクトなどを主宰。セカンドライフには「首都大島」と名付けられた空間もある。これを受け、「セカンドライフを活用したPR動画を制作し、YouTubeで配信するという制作方針を決めた」と渡邉さん。制作は昨年末から開始し、3月末まで約3カ月の時間を費やした。「過去のさまざまな実験成果を元に制作した。作品制作に際して、研究室の学生たちがアイデア提示を行っている」。

 1分34秒の作品の中では、同大学の南大沢・日野・荒川の3カ所のキャンパスと研究者、研究成果などが次々と登場。今回、セカンドライフは「ローコストにハイクオリティな3DCGを制作できるツール」として活用した。「インタラクティブな空間を構築し、キャプチャーした映像をそのまま素材として用いることで、斬新な映像表現が行える」と渡邉さん。映像はネット上のほか、今後、同大学が行うイベントなどでも上映する予定だという。

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