八王子で「絨毯・キリム・ギャッベ展」-アフガニスタンでの学校運営を支援

アフガニスタン・ガズニ州に住むハザラ族で作られたじゅうたん

アフガニスタン・ガズニ州に住むハザラ族で作られたじゅうたん

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 八王子のギャラリー「新」(八王子市万町、TEL. 042-625-1872)で5月14日から、アフガニスタンの織物をテーマとした展示即売会「絨毯(じゅうたん)・キリム・ギャッベ展」が行われる。

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 都内の出版社・アートダイジェスト(渋谷区)が主催する同展。同社はシルクロードをテーマとした書籍の刊行をきっかけに、1994年からアフガニスタン支援を目的とした展覧会を全国の書店やギャラリーで開催しており、今年は4月に静岡で開催して以来2回目。「東京多摩地区では初めての支援展」と同社の丸山徳久社長。

 開催のきっかけは1992年にアフガニスタンの貿易商・アブドール・ハッサン・ナスイリさんと知り合ったこと。「『アフガニスタンを救うのは、織物文化と教育です』という言葉に共感した」。そこで、アフガニスタンに学校を作ることを目的に同展を始め、1995年にはアフガニスタン・ガズニ州シャキノカ村に「アルベルニ小・中・高学校」の建設がスタート。2001年のアメリカ同時多発テロの際には2年間にわたって音信不通になったものの、最初は10人体制で始まった学校も昨年現在、約2,000人の生徒数を数えるまでになっているという。

 今年の支援テーマは「急増する女子児童を受け入れるための校舎の増築、机・ いす」。会場では遊牧民に伝わる平織りの敷物「キリム」や、キリムよりも毛足が長いじゅうたん「ギャッペ」など、アフガニスタンや隣国のトルコ・イランで作られた織物約100点を展示・販売する。期間中の売り上げの一部は同校へと送る。また、これまでの支援活動をまとめたパネル展も行う。

 開催時間は11時~19時。今月19日まで。

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