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八王子・中町と南町の山車が「ぶっつけ」-町名施行100周年でイベント

中町と南町の山車が出会い、「ぶっつけ」を行っている模様

中町と南町の山車が出会い、「ぶっつけ」を行っている模様

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 八王子駅前の西放射線通り商店街(ユーロード)通り沿いにある中町公園(八王子市中町)で1月7日、中町の誕生100周年を記念したイベントが行われた。

「はしご乗り」も披露

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 2009年には料亭街の街並みを復興させる取り組みを東京都が「江戸東京・まちなみ情緒の回生事業」として認定、花街のころの黒塀が復活した中町。1912(大正元)年10月の区画変更と町名整理の際に誕生し、現在の八王子駅周辺に当たる旭町や三崎町などと共に今年で町名施行から100周年を迎える。

 今回は100周年の記念事業としてイベントを開催。来賓として参加した黒須隆一八王子市長は「(町が)伝統を大切にしていただいているのは素晴らしいこと。町を誇りに思っている、愛しているその表れ」とあいさつ。「200年目までこの活動が続いていくことを願っている」と期待も述べた。

 当日は同町の山車の巡行のほか、日本古来の消防文化を継承する八王子消防記念会が年明けに行う恒例イベント「はしご乗り」や芸者衆による「初春の舞」などの催しを実施。「はしご乗り」を披露した八王子消防記念会総代の吉水さんは「このような時にできることは喜ばしいこと」と話す。

 14時からは同じく今年で100周年を迎える南町の山車も登場。毎夏に行われる「八王子まつり」でおなじみの山車同士が向かい合って一騎打ちする「ぶっつけ」を披露し、集まった観客から大きな歓声が上がった。

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