徳川幕府で八王子のまちづくりに取り組んだ行政官・大久保長安の「顕彰碑」除幕式が6月7日、富士森公園(八王子市台町)で行われる。
大久保長安は、武田信玄や徳川家康に重用され、徳川幕府では勘定奉行、老中を務めた。家康から八王子のまちづくりを任され、現在の小門町に陣屋を設けたほか、「八王子千人同心」の統括にも当たるなど大きな役割を果たした。「産千代稲荷神社」(小門町)の「大久保石見守長安陣屋跡」など現在でも八王子市内各所に長安の伝承が残っている。
今回の顕彰碑は昨年、長安が生まれた1545(天文14)年から数えて480年を迎えたことを受けて、長安について市民に広める活動を行っている「大久保長安の会」などが発起人となり企画した。
地元有志は顕彰碑設置に向けてこれまで、「大久保長安顕彰碑を建てる会」の創設や、地元有志から協賛金を集めるなどの活動を進めてきた。昨年12月には浅間神社で地鎮祭を行った。碑を置く場所に同神社を選んだことについて、同会広報担当者は「長安が精魂込めた八王子の街を見下ろす丘の上を顕彰の地と定めた」と話す。
当日は、除幕式の後に笛奏者の雲龍さんが「献奏会」を行う。長安は猿楽師・大蔵信安の次男として生まれたとされている。雲龍さんは大蔵流を継承する家に生まれ、現在は笛奏者として活動している。
開催時間は、除幕式=10時~10時40分、献奏会=10時50分~11時50分。参加無料。