プロバスケットボールB3「東京八王子ビートレインズ」メンバーらが6月4日、八王子市庁舎を訪れ、初宿和夫八王子市長に2025-26年シーズンの終了を報告した。
レギュラーシーズンの全試合を4月11日に終えたビートレインズ。この日は、同チームを率いるTHTマネジメント(八王子市子安町3)の高松僚社長、亀崎光博ヘッドコーチ、今季の52試合全てに出場した高岡圭汰朗選手、山本楓己選手、工藤貴哉選手が来庁した。
同チームは今季、「金沢武士団」と共に26勝26敗だった。両チームの直接対決の結果も1勝1敗と同率だったが、得失点差では金沢が上位となったことから、順位は金沢が8位、ビートレインズが9位となった。ビートレインズは上位8チームで行われるプレーオフトーナメントへのチーム初出場を目指していたが、かなわなかった。
ビートレインズは、今季もホームゲームの平均来場者数1500人、総来場者数3万9000人を目指す「39000(サンキューオーオーオー)プロジェクト FINAL」を展開した。結果、1試合の平均来場者数は1710人、総来場者数は4万4479人となり目標を達成した。
高松社長は「今季、経営面では全ての項目が前年よりも右肩上がりで着地することができた。チームとしては、序盤から亀崎ヘッドコーチや選手が頑張ってくれたものの、けが人が重なり、選手が入れ替わる形で戦わざるを得なかった。今季に届かなかった部分は、秋から始まる次シーズンの課題として取り組んでいきたい」と話す。
「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(JPBL)」(文京区)が運営するB1・B2と、「ジャパン・バスケットボールリーグ(JBL)」(文京区)が運営するB3の3リーグ体制は2025-26年シーズンで終了した。今秋から始まる2026-27年シーズンは、「B.PREMIER(プレミア)」「B.LEAGUE ONE(ワン)」「B.LEAGUE NEXT(ネクスト)」の3カテゴリーとなり、全てをJPBLが運営する。
ビートレインズは昨年10月に「B.LEAGUE ONE」への仮入会が認められた。来季は10月3日にエスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で行われる「さいたまブロンコス」戦を皮切りに、全25チームと60試合を戦う。
「来季は試合数も増え、これまでなかった水曜日の試合開催も予定している。プロチームとして存在できるのは地域あってのこと。より街に希望と夢を与えられるようなクラブ運営をしていきたい。上のカテゴリーに行くことによって対戦相手のレベルも上がる。ファンの熱量も高いので、市外から八王子に来られる方も増えると思う。来訪者が増えることで、経済的な貢献やスケールメリットも出てくる。スポーツチームとして八王子に還元していきたい」と高松社長。
今月3日に来季もヘッドコーチを務めることを発表した亀崎さんは「今季は9位で終わったが、開幕6連勝など個人的には手応えを感じるシーズンだった。今季良くなかった部分をデータや映像も活用して明確にし課題として取り組みつつ、来季はチャレンジャーとしてリーグを驚かすようなチームになりたい」と意気込む。
高岡選手は「52試合にフル出場できたことは、自分にとって大きな自信につながった。この自信を糧にしつつ、来季が開幕する10月に向けて、自分の課題や苦手な部分を克服し、成長できるよう頑張っていきたい」と話す。
山本選手は「来季は25チーム中25位でのスタートと見られるかもしれない。しかし、私たちは上のカテゴリーでもやっていけると自信を持って試合に臨みたい。『われわれはここにとどまるチームではない』というマインドセットを持って、チームに勝てる雰囲気を作っていきたい」と話す。
工藤選手は「今季同様、上位のチームを倒していくことを1試合ずつ楽しみたい。ハングリー精神を持って臨みたい」と話す。
初宿市長は「今季は過去最高の来場者数を記録し、多くの市民がプロスポーツに触れる機会を得て、応援を通じた地域の盛り上がりがあったことに心より感謝したい。来季は選手の皆さまにとっても、カテゴリーが上がることでスキルやモチベーションが向上し、チームに対する思いもさらに強まると思う。地域がさらに盛り上がることを期待しているし、さらに上のカテゴリーにも進めるよう活躍を期待している」と話す。