八王子まつり実行委員会が7月10日、今年の「八王子まつり」公式ポスターと手拭いのデザインを手がけた学生を表彰した。
「八王子まつり」は多摩地区最大規模の山車祭りとして知られ、3日間にわたって甲州街道(国道20号)をメイン会場に山車やみこし、民踊流しなどさまざまな催しを行う。今年は8月7日~9日の3日間の日程で行う。
祭りの公式ポスター、観光誘致ポスターは2014(平成26)年から日本工学院八王子専門学校(八王子市片倉町)、手拭いは2020年からサレジオ工業高等専門学校(サレジオ高専、町田市)の学生が、それぞれ授業の一環でデザインしている。実行委員会の選考を経て、最優秀賞となった作品は実際にポスターなどに採用される。
今年の公式ポスターは日本工学院八王子専門学校デザイン科3年の小山咲音さん、観光誘致ポスターは同3年の三橋虹羽さん、手拭いのデザインはサレジオ高専デザイン学科4年の神野映李奈さんの作品を、それぞれ採用した。当日は「八王子まつり会長」を務める初宿和夫八王子市長が3人を表彰したほか、八王子まつり実行委員会の尾川朋治会長が特別賞の受賞者を表彰した。
「8」の字を生かしたポスターを制作した小山さんは「八王子まつりは本当にすてきな祭りだと思っていたので、今回、ポスターの制作に携わることができて、とてもうれしい。市民の皆さまの絆の力やつながりに焦点を当てたデザインを制作した。今年は8が並ぶ縁結びの年ということもあり、とても納得のいくポスターが作れた」と話す。
三橋さんは「観光誘致ポスターということで、外国人観光客の方や都心に住んでいる若年層の方に向け、日本らしさを押し出したデザインを意識して制作した。私のポスターを通じて、お客さまに足を運んでいただけたらうれしい」と話す。
手拭いのデザインを手がけた神野さんは「山車に使われる太い綱をモチーフに、山車や祭りの力強さや一体感を表現するため、綱で算用数字の8を作り、動きを付けた。8には祭りの熱狂やにぎわいが無限に蓄えられ、大きく広がっていってほしいという願いも込めた」と話す。
「長年にわたり親しまれ、多くの方から愛されている八王子まつりの手拭いを制作できて、とても光栄。令和8年8月という8が重なる年に、こうした作品を制作できたこともうれしい。今回の受賞を励みに、今後の制作活動にも真摯(しんし)に取り組んでいく」とも。
初宿市長は「八王子まつりを多くの方に知っていただくため、ポスターや手拭いのデザインを作っていく中で、八王子の伝統文化に触れ、八王子まつりがどんなものであるのかを学んでいただけたのでは。今年の八王子まつりは、令和8年8月8日という8が並ぶ日を中心に開催されるので、これまで以上に盛り上がるのではないかと期待している。そこに花を添える作品を作っていただき感謝する」と話す。