ファンキーモンキーベイビーズ、八王子観光大使に-メンバーの夢かなう

黒須市長から委嘱状とクリスタルの盾、名刺とたすきを渡されたメンバー

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 ヒップホップミュージシャンの「ファンキーモンキーベイビーズ」が1月28日、八王子観光大使に任命された。

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 観光大使は「八王子に関心と愛着を持ち、八王子の魅力を積極的に紹介してもらえる著名人、経済界などの方々」を対象に八王子市長が会長を務め、八王子観光協会(八王子市旭町)内に事務局を置く「八王子観光大使運営協議会」が任命する。2003年には歌手の北島三郎さんが、2004年には市内在住の映画監督・斎藤耕一さんと八王子の伝承芸能である「八王子車人形」の5代目家元である西川古柳さんが、2006年には棋士の羽生善治さんが、それぞれ観光大使に任命されており、今回で5組目となる。

 ファンキーモンキーベイビーズは2004年に結成。メンバーはファンキー加藤さん、モン吉さん、DJケミカルさんの3人で、2006年1月にシングル「そのまんま東へ」でメジャーデビューし、今月27日には12枚目のシングルとなる「涙/夢」をリリースした。昨年6月には同グループ初となる日本武道館(千代田区)での公演を実現した。昨年末には「NHK紅白歌合戦」への初出場も果たしている。

 最初のシングルである「そのまんま東へ」では、そごう八王子店(旭町)の屋上からの風景をPVに使用したほか、昨年6月の武道館公演の際には「太陽おどり~新八王子音頭~」のリミックスを披露するなど、これまでに八王子に触れた作品を数多く制作。昨年11月には市から依頼を受け、地元の子どもたちを対象としたダンスソング「ぼくらの八王子」の作詞も担当した。

 メンバー全員が八王子出身。メンバーの一人であるファンキー加藤さんは以前ブログで「八王子観光大使…俺も任命されたい!」と語るほど、メンバーそれぞれ八王子への熱い思いを隠さない。委嘱式の場でも「青春時代の思い出はすべてこの街にある。自然と楽曲の中に風景や香り、生まれ育った街の原風景が入っている。それを聞いて全国のファンが高尾山に登ってくれたり、八王子市役所の近くの橋から夕陽を見てくれたりするのは嬉しいこと」と熱く語った。

 また、メンバーのDJケミカルさんは「八王子は古い歴史や自然や芸術家も多い。こういう街を日本中の人に知ってもらいたいし、僕たちもそれに協力したい」と、モン吉さんは「これからもずっと八王子に住んで、一生出るつもりはない。山もあって都会もあって、こんな街は滅多にないので誇りをもって住んでいきたい」とそれぞれ語った。

 協議会会長を務める黒須隆一市長は「モン吉さんの父親とは30年来の友人。息子さんが立派になったと話していた」と語る。「北口のマルベリーブリッジで歌っていたこともあるとか。今、歌ってる人たちにも大きな目標になるんじゃないかな?」。また、西川古柳さんは「どこに行っても八王子のことは忘れずに好きでいてほしい」とエールを送った。

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