東京工科大学で「メディアコンテンツ展」-学生の卒業研究を一般公開

昨年の「メディアコンテンツ展」の模様

昨年の「メディアコンテンツ展」の模様

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 東京工科大学(八王子市片倉町)で3月21日、同大学メディア学部に通う学生の卒業研究作品を集めた展覧会「メディアコンテンツ展2010」が行われる。会場は構内の片柳研究所棟。

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 メディア学部は1999年に開設。コンピューターグラフィックスやアニメーション・音楽などについて学ぶ「メディア表現系」、メディアリテラシーや企業経営論などのメディアと社会の関係を考える「メディア環境系」、ネットワーク技術や画像処理、音響技術などメディアと技術について学ぶ「メディア技術系」の3つの専門科目群を設け、文系・理系・芸術系を融合したカリキュラムを組んでいる。

 同展は2007年から行われており、今回で4回目。「卒業研究の成果物を発表する場として、第1期生が卒業する時に研究室単位でごく小規模な展覧会を開いたのが始まり」と同展を担当する同大学メディア学部の寺澤卓也准教授。その後、学部主催の「メディアコンテンツ展」として生まれ変わった。昨年の来場者数は約400人。

 今回は卒業研究・プロジェクト演習・専門演習・大学院研究のそれぞれから計48作品を展示。「作品にかかわった人の総数は延べ130人を越えている」と寺澤さん。展覧会に向けた準備は今年に入って教員と学生が協力しながら進められ、パンフレットや案内状、ホームページなども自分たちで作り上げたという。

 ディスプレーに表示されている五線譜に顔を近づけると顔が一つの音符になる「KAON(カオン)」やウェブカメラを使って電子楽器「テルミン」をシミュレートする「デスクトップ・テルミン」、寝転がったままパソコンを操作できる小型ワイヤレスデバイスなど、学生による興味深い作品が数多く並ぶ。「新しい体験をお楽しみいただければ」。なお、それぞれの作品には作者自らが「説明員」として付き、来場者からの質問などに対応していくという。

 開催時間は10時~16 時。入場無料。

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