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キャッチコピーは「ラブ&ビーフ」-八王子「肉の富士屋」がバレンタインデー企画

自分で制作したポスターを持つ「肉の富士屋」の今井さん

自分で制作したポスターを持つ「肉の富士屋」の今井さん

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 肉や総菜を扱う「富士屋」(八王子市横山町、TEL. 042-622-0952)が2月13日・14日、バレンタインデー企画「LOVE & BEEF(ラブ・アンド・ビーフ) 愛を込めて牛肉を送ろう!」を行う。

総菜コーナーでも展開

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 1950(昭和25)年創業の同店。肉や野菜・果物のほか、揚げ物などの総菜を扱う。弁当の販売やパーティー料理の宅配などを行う「シェフフジヤ」(横山町)も展開する。

 バレンタインデーに合わせて、大きな企画を打ち出すのは今回が初。「これまでは前日から2日間程度、告知もせずにバレンタインデーにちなんでハートをモチーフにした総菜を作って並べていた」と、八王子市内外の商店経営者らによる「八王子商店研究会」の会長も務める店主の今井治(はるみ)さん。「もったいない話だが静かにやっていた」とも。

 大々的に行おうと考えたきっかけには、1月31日にそごう八王子店(旭町)が閉店したこともあった。「八王子の商店や私たちのような専門店が明確なメッセージを発信して、元気を出していかなければいけないタイミング」と今井さん。「今までのように何となく売り場に置いておくのではなく、商機を生かしてできるだけのことをやろうと思った」

 キャッチコピーは、ジョン・レノンが掲げた「LOVE & PEACE」から考案した。神戸牛を取り扱う通販サイト「神戸牛ギフト.jp」を運営するなど、「牛、豚、鳥とやっているが、牛がやはりメーン」と今井さん。「語呂に合わせて勝手に自分でかけてみた」とほほ笑む。ロゴなども手作りし、店内のほか、ホームページやフェイスブックでも告知している。「フェイスブックに投稿すると『いいね!』と反応がある。それによって自分が盛り上がったところもある」と今井さん。

 両日、ステーキ用の肉を15%引きで販売。創業以来60年以上にわたって親しまれている同店のポテトサラダ(336円)のニンジンをハート型にカットするほか、ハート型のパッケージに入れて総菜を販売するなど工夫を凝らす。今井さんは「女性が男性においしいものをプレゼントするタイミングとしては、どうせあげるのだったらおいしい総菜とか奮発してステーキ用の牛肉も男性は喜ぶのでは」と利用を呼び掛ける。

 今後も、新入学シーズンなどの「ハレの日」に合わせて企画を練っていく考え。「ビジネスチャンスを逃さず、できる限りのことをやっていきたい」と今井さん。「特に総菜はクリエーティブな仕事の部分で、工夫を凝らしてお客さまに届けることができる。そういう機会が生かせれば」と意気込む。

 営業時間は10時~19時30分。

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