「イオン八王子滝山」(八王子市滝山町)が6月26日、グランドオープンした。
イオンモール(千葉市美浜区)が運営する同施設。道の駅「八王子滝山」(滝山町)前に位置し、道の駅側の「North」、ひよどり山トンネル側の「South」の2区画で構成する。敷地面積は、「North」=6万5000平方メートル、「South」=2万9000平方メートル。両区画合わせて22店が出店する。
当日は「South」に設けた屋外広場「noNIWA(のにわ)」で、オープニングセレモニーを行った。式典の前には初宿和夫八王子市長を招き、八王子市とイオン(千葉市美浜区)が結んだ包括・地域連携協定の締結式を行った。その後、施設のオープンを祝して、八王子・戸吹町を拠点に地域文化の伝承活動を行っている「戸吹陸玖壱(ろくいち)会」による祭ばやし演奏や、イオンモールの大野惠司社長や初宿市長、住民らが参加したテープカットが行われた。
協定は八王子市とイオンがそれぞれの資源を活用した活動を進め、地域活性化や地域防災への協力、市民サービス向上などを目的に据える。今秋にはイオンが手がけるご当地電子マネー「ご当地WAON」として、「はちおうじWAON」を導入するほか、地場野菜の紹介や販売、イオンネットスーパーの配送車両を使った交通安全教室の開催なども見込む。八王子市は「North」1階に「八王子市滝山交流スペース」を設け、シティープロモーションのほか、学生や市民団体など地域住民の交流の場として活用する。
初宿市長は協定締結について、「この施設に足を運ぶ皆さまに『ここで過ごしてよかった』『いい経験ができた』と楽しい思い出を持ち帰っていただくための協定になっている。八王子のシビックプライドを感じてほしい」と話す。
施設の開業については「物流機能やコト消費、ご当地WAONの導入による地域活性化など、従来型では体験できない新しい価値を八王子市民にいち早く提供してくださるチャレンジに期待している」と初宿市長。「八王子市滝山交流スペース」について、初宿市長は「行政としてPRの場ができることは非常にうれしい。多くの方に市政に触れていただけるような仕掛けを職員と検討している」と話す。
大野社長は「八王子市民が憩い、集まれる場にしていきたいと思っている。八王子市民の皆さまがこの場を楽しんでいただけるような施設をつくっていきたい」と話す。「私は晴れ男なので天気は気にしていなかったが、グランドオープンの時刻がサッカーの日本戦と重なったので、来ていただけるか心配だった。多くの方に来ていただけてよかった」とも。
施設名称を「イオンモール」にしなかったことについて、「この施設はこれまでの大型ショッピングセンターとは違うことをしようとしているので、ブランドの再定義をしなければいけないと考えた。開発はイオンモールとして行っているが、八王子市との包括・地域連携協定締結も含め、この施設はイオングループ全体を巻き込んで取り組んでいくので、『イオン』という冠を付けた」と大野社長。
イオンネクスト(千葉市美浜区)が手がけるネット専用スーパー「Green Beans(グリーンビーンズ)」のサービス提供などを担う「顧客フルフィルメントセンター(CFC)」、飲食店などを運営する「うかい」(南浅川町)グループの洋菓子店「アトリエうかい」が手がけるカフェ「アトリエうかい Cafe & Factory HACHIOJI」、「八王子モール歯科・矯正歯科」は今秋開業予定。
営業時間は、専門店=10時~19時、レストラン=11時~20時、「South」にある「イオンシネマ」=9時~24時。